講師 | スティーブン・ロサ カリフォルニア大学ロサンゼルス校ハーブ・アルパート音楽学校教授 司会:水谷裕佳 上智大学グローバル教育センター教授、イベロアメリカ研究所所員 |
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日時 | 2024年11月22日(金)17:30~19:00 |
講師による講演概要 | 私は、1993年に『バリオのリズム:ロサンゼルスのメキシコ系米国人の音楽』を上梓して以来、米国内のチカーノ/ラティーノ系の人々の音楽文化について研究を重ねてきました。そうした研究に適用してきた概念の1つに「トランスエスニシティ」があります。これは、文化習合や文化変容に関する諸理論の一歩先を行く考え方です。セルジュ・グリュジンスキは、メキシコ文化に基盤を置きながら『メスティソ・マインド』と題する本を書きましたが、その本で彼は複合アイデンティティについて論じていました。その議論は、米国内のラティーノ・コミュニティで起こっていることにきわめて似通ったものでした。そこではミュージシャンたちがメキシコ的な形をとった音楽を、ロック、リズム・アンド・ブルーズ、ジャズ、ポップス、ヒップホップ、さらにはクラシック音楽とブレンドし、英語とスペイン語で、ときにはそれらをまぜこぜにしながら楽曲を作っているのです。今回の講演では、1940年代から現代に至る、主にロサンゼルスを舞台にこうした文化の中で起こっている、音楽上重要な出来事の数々に焦点を当てて解説していこうと考えています。 |
場所 | 上智大学四谷キャンパス中央図書館9階L921会議室 |
使用言語 | 英語(通訳なし) |
参加費/事前申込 | 無料・予約不要 |
主催/共催 | 主催:上智大学イベロアメリカ研究所 |