講演会

ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ12「Povos Indígenas do Brasil: Uma visão histórico-sociocultural/ブラジルの先住民族:歴史的・社会文化的な視点から」

講師

第1回 6月12日(水)
マルシオ・コウト・エンリケ(Márcio Couto Henrique) パラ連邦大学歴史学部及び大学院哲学人文科学研究科歴史学専攻 准教授

第2回 6月19日(水)
タイッサ・コルデイロ・ビシャラ(Taissa Cordeiro Bichara) パラ連邦大学大学院哲学人文科学研究科アマゾン地域歴史社会学専攻 博士課程

第3回 6月26日(水)
アウミレス・マルティンス・マシャード(Almires Martins Machado ) グアラニ族およびテレナ族に属する先住民。パラ連邦大学大学院法学研究科法学研究員

コーディネーター:ニウタ・ジアス(Nilta Dias) イベロアメリカ研究所 副所長・上智大学ポルトガル語学科准教授

翻訳者:グスタボ・メイレレス(Gustavo Meireles) 上智大学ポルトガル語学科

日時2024年6月12日(水)、19日(水)、26日(水)各回とも19:30~21:00(日本時間)
第1回(6月12日)

「Povos indígenas do Brasil: passado, presente e futuro/ブラジルの先住民:過去、現在、未来」

本講演では、ブラジルの先住民の歴史に関するデータをもとに、植民地時代から続く彼らに対するステレオタイプや現在の彼らが直面する主な脅威、彼らの今後の課題を紹介する。

第2回(6月19日)

「Educação escolar indígena e ensino de história: memória e história na discussão sobre diversidade/先住民の学校教育とブラジルの歴史教育:多様性に関する議論における記憶と歴史」

本発表の目的は、先住民運動の要求に応える過程で生じる先住民の学校教育における複雑な問題や、非先住民向けの基礎教育におけるブラジルの歴史教育に関する課題を明らかにすることである。

第3回(6月26日)

「Equívocos históricos sobre nós, povos indígenas/私たち先住民をめぐる歴史的な誤解」

何世紀にもわたり、ブラジルの先住民族に関する物語や叙述が語られてきたが、その多くには私たちがもつ世界の見方やこの世界の中でのあり方について誤解が存在する。
こうした誤解は、教科書や政治的な演説、日常会話の中にも散見される。それらは、ヨーロッパ文化のレンズを通したものから、人種差別、偏見や差別、男尊女卑、別の宇宙論、哲学にいたるものまで、多様で偏った認識である。
人間の形成、教育、経験に関する他の価値観による主張は、他の存在がもつ権利を認めず、また認めようともしなかった。これらの声明はすべて、権利を否定し、誤った議論に支えられた反先住民の言説を広めるという共通の目的に基づいていたのである。

開催方法

Zoomミーティングによるオンライン開催

使用言語

ポルトガル語(PowerPoint資料の日本語訳あり)

参加費/事前申込

■参加費無料
■要事前申込
以下のURLからお申し込みください。
一括でのお申し込みはできません。各回ごとにお申し込みください。

第1回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20240612 (締切:6月11日23時)

第2回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20240619 (締切:6月18日23時)

第3回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20240626 (締切:6月25日23時)

*お申込みいただいた方々には、アクセスに必要な情報を各回の前日、前日にお申込みいただいた方々には当日朝にお知らせいたします

主催

上智大学イベロアメリカ研究所

フライヤー