講演会

パネルディスカッション「アジア太平洋時代のラテンアメリカ―新しい地域間関係の生成と共同研究のあり方をめぐって―」

講師

パネリスト

岸川毅(上智大学イベロアメリカ研究所)
マウロ・ネーヴェス(上智大学イベロアメリカ研究所 所長)
飯島真里子(上智大学アメリカ・カナダ研究所 所長)

モデレータ―

幡谷則子(上智大学イベロアメリカ研究所)

日時2017年11月16日(木)17:00~19:00
場所

上智大学中央図書館9階921会議室

使用言語

日本語

参加費/予約

参加費無料/予約不要

概要

本パネルは上智大学学内研究「アジア太平洋時代のラテンアメリカ―変貌する国際関係と地域概念―」(2014年度~2016年度)の成果報告を、その発展研究プロジェクトとして採択された科研費事業「アジアとラテンアメリカー地域間関係の新展開―」(2017年度~)での展望を交えて行うものです。ソフィア・オープン・リサーチ・ウィークスの一環として開催されます。
グローバル化の進展と2000年代の国際関係の変容に伴い、ラテンアメリカ地域の経済と政治動態は大きく変貌を遂げました。従来の米国覇権主義型の米州関係におけるラテンアメリカ地域の位置づけ、その発言力、そして地域概念自体が大きく変わりつつあります。それは、国際関係におけるアジア太平洋地域の重要性が高まったためでもあります。近年の国際・地域内の変化に対応するラテンアメリカの地域概念を問い、政治、経済、開発、文化と人の移動などから多面的にアプローチする必要性を強く感じて本共同研究は発足しました。
本パネルでは、このような問題意識に基づいた共同研究の成果を報告しつつ、本年度より始まった「アジアとラテンアメリカの地域間関係」の共同研究における展望とその意義について、比較政治学、ポップカルチャー論、国際移民研究の視点に立って考察します。地域の視点をもちつつ変貌する地域間関係にアプローチするという、地域研究における新しい共同研究のあり方を提示したいと思います。こうした研究を可能にするためにも、情報収集と「地の知」に力点を置いた学術交流を推進してきた人文社会・社会科学系の研究所の存在が今後一層重要になります。地域研究に関心のある学生、社会人を始め、共同研究のあり方を模索する多くの方々と、この点について語りたいと思います。

主催/協力

主催 上智大学学内共同研究「アジア太平洋時代のラテンアメリカ―変貌する国際関係と地域概念―/上智大学イベロアメリカ研究所
協力 上智大学アメリカ・カナダ研究所

<Sophia Open Research Weeks参加企画>

ポスター

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