講演会

「Rio 2016 オリンピック・パラリンピックのレガシー」

講師

講師 子安昭子 (上智大学外国語学部教授・イベロアメリカ研究所所員)
田村梨花 (上智大学外国語学部准教授・イベロアメリカ研究所所員)
堀坂浩太郎(上智大学名誉教授・イベロアメリカ研究所名誉所員)

司会 マウロ・ネーヴェス(上智大学外国語学部教授・イベロアメリカ研究所所長)

日時2016年10月21日(金)17時00分~19時00分
場所

上智大学中央図書館9階921会議室

使用言語

日本語

参加費/予約

参加費無料/予約不要

概要

ブラジルにとって2016年は歴史に残る1年になりそうだ。同国初の女性大統領ジルマ・ルセフ大統領の弾劾とテメル暫定大統領の正式大統領への昇格、市中では反テメル派と反ジルマ派によるデモが多発、そして迎えた南米初のオリンピック・パラリンピック、これらがすべて同時進行的に起こったからである。
当初誰もがリオデジャネイロでの五輪開催を不安視した。経済が低迷する中で予算が削減され、インフラ整備の遅れや治安の悪化を内外メディアが繰り返し報道するほどであった。
しかし実際はどうであっただろうか。ファヴェーラ出身の女子柔道選手の金メダルや、男子サッカーの劇的な優勝、そして感動を生んだ開会式・閉会式など、ブラジルが主人公になる場面が多数みられた。続くパラリンピックの開会式においても、多様性が共生するブラジル社会を映し出す、心に響く演出がなされ、目にも鮮やかな色彩豊かな式典となった。
混乱や低迷などネガティブな言葉で語られることが多いブラジルだが、リオでの五輪開催によって、その魅力を国内外に示し自信をつけたのではないだろうか。
上智大学は2016年9月3日~11日にかけて、「ソフィア オリンピック・パラリンピック プロジェクト」の一環として教職員・院生・学部生計6名からなる調査団をリオに派遣、大学やNGOの専門家との意見交換、パラリンピック開会式や競技会場の視察を行った。本講演会では、調査団メンバーである子安と田村および、同時期にサンパウロやリオで現地調査を行った堀坂が、ブラジルはリオ五輪で何を得たのか、そして何を今後の課題として残したのかについてお話します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

主催

上智大学イベロアメリカ研究所

ポスター画像

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