講師 | 狐崎知己専修大学教授・中村雄祐東京大学大学院准教授 |
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日時 | 2007年12月14日(金)午後 6 時~7 時 30 分 |
場所 | 上智大学中央図書館総合研究棟 9 階 L-921 会議室 |
使用言語 | 日本語 |
参加費・予約 | 予約不要・参加費無料 |
概要 | 2005 年 2 月、グアテマラ市の警察施設で 8 千万点にのぼる警察資料が偶然発見されました。これらの資料は、真実究明委員会の度重なる要請にもかかわらず、国家・軍部が存在を否定し続けてきたもので、1880 年代から 1996 年に至る 1 世紀もの監視国家の実態を詳細に明るみにだすものです。現在、1975 年から 85 年に至る時期の資料を中心に 206 人の手で整理・解読作業が進められており、これまで 350 万件の資料が解読され、強制的失踪者の身元確認などの成果がでています。北欧諸国やスペイン、スイスの国際協力をえて現場で作業を指揮するのは PDH(人権オンブズマン事務所)であり、セルヒオ・モラレス代表をはじめ関係者への脅迫行為が後を絶たない危険な状況にあります。文書の整理・解読・保存については、専門研究者による学際的な協力が要請されており、資金・物資面での国際協力も不足しています。今年 8 月にこの施設を訪問した狐崎・中村両先生に映像資料を用いて、調査研究の必要性と国際協力の意義を語っていただきます。 |