講演会

「ラテンアメリカにおける社会開発―動向と課題、米州開発銀行の役割―」

講師

Dr. Héctor Salazar(米州開発銀行社会開発局長)

日時2015年5月26日午後5時00分~7時00分
場所

上智大学中央図書館9階921会議室

使用言語

英語(通訳なし)

参加費/予約

参加費無料/予約不要

概要

このたび上智大学イベロアメリカ研究所では、米州開発銀行社会開発局長のエクトル・サラサール氏をお迎えし、2000年代のラテンアメリカにおける格差をめぐる変化とその背景にあった様々な政策と国際支援の取り組みについてご講演いただきます。
ラテンアメリカでは2000年代を通して所得格差が劇的に縮小しました。この変化には様々な要因がありますが、所得再分配プログラムに関わる支出、なかでも条件付き現金給付型プログラム(CCT)や非拠出型年金における公的社会支出が増加したことなどによって説明されます。加えて、就学率や幼児死亡率といった人的資本に関する指標においても格差の縮小が見られました。
この報告では、米州開発銀行が優先的に取り組む戦略的な政策分野について解説されたのち、CCTとジェンダーの分野で米州開発銀行が支援を行った具体的な事例が紹介されます。ラテンアメリカに対する国際協力の現状と課題についても、より深く知る絶好の機会となるでしょう。
どうぞ皆様万障お繰り合わせの上、ご来場ください。

主催/協力

主催 上智大学イベロアメリカ研究所
協力 JICA、IDB、日本ラテンアメリカ学会

ポスター画像

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