講師 | 山森亮、マルクス・ヴィニシウス・ブランカグリオネ・ドス・サントス、ブルナ・アウグスト・ペレイラ |
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日時 | 2010年11月29日(月)午後 5 時 30 分~7 時 30 分 |
場所 | 上智大学中央図書館 8 階 821 会議室 |
使用言語 | 日本語・ポルトガル語 |
通訳 | 日本語逐次通訳あり |
参加費・予約 | 参加費無料/予約不要 |
主催・後援・共催 | 主催: 上智大学イベロアメリカ研究所 |
概要 | 現在日本では、失業、貧困、格差が広がるなかで、ベーシック・インカムをめぐる議論が盛んになってきています。昨年にはベーシック・インカムをマニフェストに掲げる政党が現れました。ブラジルは世界で唯一、ベーシック・インカムを法制化している国です。法制化に触発されて、草の根レベルでいくつかの興味深い運動が現れています。そのうちの一つが、NPO ヘシビタスによる農村コミュニティにおける部分的なベーシック・インカム給付です。これは二つの特徴をもっています。一つは、ベーシック・インカムの効果を予測するための社会実験としての側面です。もう一つはこの NPO が、単なる社会実験を超えて、継続的な給付を志向している点です。日本では、ベーシック・インカムの社会実験や、先進国以外でのベーシック・インカムをめぐる議論はごく少数の例外をのぞいて、あまり紹介されてきませんでした。今回、ブラジルにおける給付実践の現場からの報告を、ラテンアメリカとベーシック・インカムに関心をもつ研究者と市民がともに共有し、その意義と文脈、可能性と限界などについて意見交換することは、学際的、政策的な議論を生み出し、ベーシック・インカム研究と実践の地平を刷新するものと思います。 |
ポスター画像 |