講演会

「ブラジルのセラード開発と環境・主権問題-大規模農業開発と小農民・農業労働者の暮らし-」

講師

セルジオ・シュレシンガー(ブラジルNGO・FASEアドバイザー)

日時2013年5月28日(火)午後 5 時 00 分~6 時 30 分
場所

上智大学中央図書館 8 階 821 会議室

使用言語

英語

通訳

日本語逐次通訳あり

参加費・予約

参加費無料/予約不要

主催・後援・共催

イベロアメリカ研究所/グローバル・コンサーン研究所

概要

ブラジル中央部の広大なサバンナ地域であるセラード(Cerrado)は、1970 年末より大豆を中心とする大規模農業開発が行なわれてきた場所です。大豆の主要輸入国である日本は「日伯セラード農業開発計画(PRODECER)」を通じて、この開発に協力してきました。そしてセラード開発は「不毛の大地を穀倉地に変えた奇跡」として農業開発の成功事例と評価されてきました。しかし、ブラジル市民社会や学術界では、環境破壊、土地や資源の分配、食料主 権、労働といった観点から、批判的な声も少なくありません。
本講演では、ブラジルの NGO FASE(Federação de Órgãos para Assistência Social e Educacional ブラジル6 ヵ所に拠点を持つ教育や社会活動支援のための連合組織)で長期に渡りセラード開発のもたらす環境問題に関して調査を続けてこられたエコノミスト・環境活動家のセルジオ・シュレシンガーさんに、小農民・農業労働者をはじめとする地域住民の暮らしへの社会的影響というこれまでとは別の視点に基づくお話を伺います。皆様万障お繰り合わせの上ご来場ください。

ポスター画像

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