講師 | アルトゥロ・サンタ=クルス博士(メキシコ・グアダラハラ大学) |
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日時 | 2019年7月18日(木)17:30~19:00 |
会場 | 上智大学中央図書館9階921会議室 |
使用言語 | 英語(通訳なし) |
参加費/予約 | 参加費無料/予約不要 |
概要 | 米国・トランプ政権が発足して二年半、当選前からメキシコおよびメキシコ人に対する憎悪を煽るような発言が繰り返されたのは有名な話ですが、米国内へのメキシコ人の流入を食い止めるとする国境の「壁」建設は、安全保障問題とも絡められつつ、再選を目指すトランプ氏の切り札的存在であり続けています。昨年には中米諸国から米国への移住を求める人々の、いわゆる「キャラバン」現象が起き、彼らの通り道となっているメキシコにも米国は大きな圧力をかけてきました。また、最近でこそ中国との「貿易戦争」にニュースの主役の座を譲った感がありますが、NAFTAの行く末も未解決の問題として私たちの前に横たわっています。25年かけて構築されてきた北米大陸内の経済ネットワークは、再交渉を経た新協定(USMCA)が批准され、発効した場合、どのような姿を取っていくことになるのでしょうか。トランプ氏の「米国ファースト」に呼応するようにメキシコで発足したロペス=オブラドール政権の対応も気になるところです。 |
主催 | 上智大学イベロアメリカ研究所 |