講演会

「キューバ経済の現在−課題と展望−」

講師

マウリシオ・デ・ミランダ博士(コロンビア・ハベリアナ大学カリ校教授)、パベル・ビダル博士(コロンビア・ハベリアナ大学カリ校准教授)

日時2013年6月27日(木)午後 5 時 30 分~7 時 30 分
場所

上智大学中央図書館 8 階 821 会議室

使用言語

スペイン語

通訳

なし

参加費・予約

参加費無料/予約不要

主催・後援・共催

主催:上智大学イベロアメリカ研究所
後援:日本貿易振興機構アジア経済研究所

概要

この度イベロアメリカ研究所では、マウリシオ・デ・ミランダ博士(コロンビア・ハベリアナ大学カリ校教授)とパベル・ビダル博士(コロンビア・ハベリアナ大学カリ校准教授)をお迎えし、講演会を開催いたします。
1991 年のソ連崩壊によって引き起こされた経済危機は、長年革命体制を指導してきたフィデル・カストロの 2008 年の引退を機に、新たな局面を迎えました。フィデルから政権を譲られた実弟ラウル・カストロは、徐々に経済改革を再開しています。2001 年からキューバは、世界有数の産油国ベネズエラから、毎年 35 億ドル相当の石油を、キューバ人医師の医療サービス供与と引きかえに受け取ってきました。この取り決めの発案者であったチャベス・ベネズエラ大統領が今年 2013 年 3 月に死去し、キューバが今後もこの有利な取引を継続できるかどうかが不確かになっています。キューバはこれまで以上に経済改革を進めなければならない状況に追い込まれていますが、実態はどうなのでしょうか。
この問いに対し、デ・ミランダ博士にはミクロ経済学・開発経済学の立場から、今後のキューバの開発に必要な条件について制度面から論じていただきます。とくに国外に制度を開放することにより、成長が促進されることを明らかにします。またビダル博士には、金融政策の面から、とくにベネズエラからの石油が減少・停止する可能性を見据え、外貨準備高が経済成長と相関する、外部要因に影響されるキューバ経済の直面する問題について論じていただきます。
皆さま是非万障お繰り合わせの上、ご来場ください。

ポスター画像

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