講演会

「「人類の起源」と「生命の糧」−メソアメリカの神話と表象のなかのトウモロコシ−」

講師

トマス・ペレス・スアレス(メキシコ国立自治大学文献学研究所マヤ研究センター研究員)

日時2012年12月11日(火)午後 5 時 30 分~7 時 30 分
場所

上智大学中央図書館 9 階 912 会議室

使用言語

スペイン語

通訳

なし

参加費・予約

参加費無料/予約不要

主催・後援・共催

主催:上智大学イベロアメリカ研究所

概要

この度イベロアメリカ研究所では、トマス・ペレス・スアレス先生(メキシコ国立自治大学文献学研究所マヤ研究センター研究員)をお迎えし、講演会を開催いたします。今回のテーマは、栽培化されて以来7000 年以上にもわたってメソアメリカの人びとの主食でありつづけているトウモロコシにまつわる神話と表象です。
メソアメリカでは、先スペイン期に生まれたいくつもの文明の発展と繁栄が、このイネ科の穀物に依拠していました。そのため、それぞれの文明における神話のなかにもトウモロコシがたびたび登場します。
たとえば、マヤ系先住民であるキチェ族の神話『ポポル・ウーフ』では、人間がトウモロコシから創造されたとされています。また、アステカ族の神話が収められた『チマルポポカの絵文書』によれば、トウモロコシは生きるために不可欠な食糧として、ケツァルコアトル神が発見したものでした。
これらに留まらず、メソアメリカの人びとは、トウモロコシという一つの植物に対して先古典期から後古典期にかけて、世界のどこをみても類をみないほど深く複雑な敬愛を抱いてきました。そのさまざまな神話と表象についてお話いただきます。
万障お繰り合わせの上、ご来場ください。

ポスター画像

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