ミシェル・オーダイク博士（メキシコ国立自治大学文献学研究所先住民言語セミナー主任研究員）

上智大学中央図書館 8 階 821 会議室

スペイン語

なし

参加費無料／予約不要

主催: 上智大学イベロアメリカ研究所

この度イベロアメリカ研究所では、オアハカ地方の植民地時代先住民文書研究で国際的に著名な、メキシコ国立自治大学文献学研究所先住民言語セミナー主任研究員のミシェル・オーダイク博士をお招きしました。先住民文書研究には、歴史史料を分析する際に通常用いられる方法論の他に、特有の手順が必要になります。例えば、文書を見つけ出すこと自体が難しいのです。僻村の古文書館にあり、その保存状態がきわめて悪い場合も珍しくありません。これまでに知られていない先住民言語で書かれている場合すらあります。したがって、研究者はその言語を先住民の村で学ぶことから始め、歴史言語学的研究を通して当該言語がどのように変化してきたのかを見
極めたうえで、古文書を読まねばならないのです。今回の講演では、先住民文書を発見し、その分析を出版するまでの具体的研究プロセスを紹介していただきます。
万障お繰り合わせの上、ご来場ください。