所員プロフィール

助教

権香淑 (くぉん・ひゃんすく)

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専門地域 東アジア、東北アジア
専門分野 東北アジア地域研究、東アジアの社会と文化、マイグレーション研究、中国朝鮮族研究
プロフィール
東アジア・東北アジアをフィールドに、朝鮮民族をめぐる政治、経済、歴史、文化などを踏まえた地域研究に取り組んでいます。とりわけ、1996年に初めて中国延辺朝鮮族自治州を訪れて以来、朝鮮半島から中国東北地域に移住した人々とその子孫である中国朝鮮族の過去と現在のありように関心を持ち、学び続けております。近年は、グローバル化を背景に、韓国・北朝鮮・ロシアなどでの出稼ぎ労働やビジネス経験を経た中国への帰郷者、および日本で留学を終えた後、日本、韓国、中国、ベトナムなど、アジアで広く活躍する元留学生の、主に家族(三世代)の聞き取りを行っています。歴史的な移動プロセスやコミュニティ形成に反映された彼/彼女らの文化的特徴はもちろん、一家族のうちの親世代が出稼ぎで韓国へ、子世代が留学で日本へ、といった複合的な流れや、その後の再移動、再々移動による跨境家族の状況を踏まえ、移動先における定住化の位相(構造的制約および可能性)を加味した包括的な研究を目指しています。
主な出版物
権香淑・宮島美花編『中国朝鮮族の移動と東アジア:元日本留学生の軌跡を辿る』彩流社、2020年。
権香淑『〔増補新版〕移動する朝鮮族:エスニックマイノリティの自己統治』彩流社、2019年。
権香淑「中国朝鮮族の再移動と移住史の資源化:〈百年部落〉をめぐる民俗文化の再構築」塚田誠之・河合洋尚編『中国における歴史の資源化の現状と課題』(国立民族博物館調査報告142)国立民族学博物館、2017年、139-154頁。
権香淑「移動する朝鮮族と家族の分散:国籍・戸籍取得をめぐる「生きるための工夫」」甲斐田万智子、佐竹眞明、長津一史、幡谷則子編『小さな民のグローバル学:共生の思想と実践をもとめて』上智大学出版/ぎょうせい、2016年、62-84頁。
権香淑「中国朝鮮族の移動する文化とコミュニティ:跨境的生活に埋め込まれた親族ネットワーク」『韓国朝鮮の文化と社会』(特集: 特集:ネーション・グローバル化・跨境 韓国の挑戦、生活者の適応)第14号、風響社、2015年、114-143頁。
権香淑「「見えない朝鮮族」とエスニシティ論の地平:日本の新聞報道を手掛かりに」松田素二・鄭根埴編『コリアン・ディアスポラと東アジア社会』京都大学学術出版会、2013年、77-97頁。
権香淑『移動する朝鮮族:エスニック・マイノリティの自己統治』彩流社、2011年。
権香淑「グローバル化と〈朝鮮族〉:移動から見える東北アジア跨境論」村井吉敬編『アジア学のすすめ』(早稲田大学アジア研究機構叢書第2巻)、弘文堂、2010年。
教員教育研究情報データベースへ:
https://rscdb.cc.sophia.ac.jp/Profiles/19/0001803/profile.html