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名誉所員川島緑 (かわしま・みどり) |
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専門地域 |
東南アジア、とくにフィリピン |
専門分野 |
フィリピン政治・近現代史、国際関係論 |
- プロフィール
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大学で文化人類学を学んだ後、民間会社や国連開発計画(UNDP)マニラ事務所勤務を経て、大学院で国際関係論を専攻し、フィリピンの民族問題や国民統合問題の研究を開始しました。現在は、フィリピン・ムスリムの政治・社会・宗教運動とそれを支える思想や、東南アジアと中東をつなぐイスラーム・ネットワークについて研究しています。これと関連して、その基礎資料となるマラナオ語、マギンダナオ語、タウスグ語などの南部フィリピン諸語や、マレー語、アラビア語などの資料の収集と集成に、フィリピン内外の研究者と連携して取り組んでいます。これらの研究を通じて、これまで欧文資料に大きく依拠して描かれてきた南部フィリピン・イスラーム地域の歴史を、より多元的に、動態的にとらえなおすことを目指しています。
- 主な出版物
- 川島緑『マイノリティと国民国家 ―フィリピンのムスリム』(イスラームを知る 9)山川出版社 2012年
- 川島緑「フィリピン ―マイノリティ・ムスリムの政治統合問題」山影進・広瀬崇子(編)『南部アジア』(世界政治叢書7)ミネルヴァ書房 2011年
- 川島緑「南部フィリピン・ムスリム社会の山賊と民衆 ―『恐るべきラナオの王』の反乱―」私市正年・栗田禎子(編)『イスラーム地域の民衆運動と民主化』(イスラーム地域研究叢書第3巻) 東京大学出版会 2004年
- HP:
- https://kawashimamidori.jp
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