所員プロフィール

教授

赤堀雅幸 (あかほり・まさゆき)

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専門地域 中東、とくにエジプト
専門分野 人類学、イスラーム地域研究
プロフィール
1988年から1991年にかけてエジプトに留学し、砂漠に住まうベドウィンの暮らしを、彼らと一緒に生活することで学んできました。かつてテントに暮らしラクダやヒツジを飼っていたベドウィンたちも次第に定住し、農業や商業に携わるようになってきています。彼らの暮らしを学ぶことは、生活の隅々にまで及ぶグローバル化の流れのなかで、人々がどのように自分の過去と現在をとらえ、おおらかなうちにもたくましく未来を模索し開拓していくのか、いろいろと考えさせてくれます。ベドウィンたちの暮らしについて考えることで、同じ時代に生きるちょっと異なるもう一つの現実のあり方を思い浮かべられる、そんな人類学の知が喚起する力をいろいろな形で深め、多くの人に伝えたいと考えています。その後は、ベドウィンをはじめとして、日常のなかにイスラームを生きている人々の生きているイスラームのあり方に注目し、近代におけるスーフィズム・聖者崇敬・タリーカの学際的共同研究を手がけるようになり、中東だけではなく中央アジア、南アジア、東南アジア、中国、ヨーロッパ、北米のムスリムの暮らしにも接して、現代のイスラームを暴力や紛争とは別の側面から研究しています。
主な出版物
ティモシー・ミッチェル『エジプトを植民地化する―博覧会世界と規律訓練的権力』大塚和夫・赤堀雅幸訳、法政大学出版局 2014年
私市正年・寺田勇文・赤堀雅幸(編)『グローバル化のなかの宗教―衰退・再生・変貌』(地域立脚型グローバル・スタディーズ叢書4巻)上智大学出版 2010年
赤堀雅幸(編)『民衆のイスラーム ―スーフィー・聖者・精霊の世界』山川出版社 2008年