2008年07月11日 15:06:39
7月の研究会は、カンボジア王立芸術大学特別教授 アン・チュリアン先生をお招きします。 先生は、現在、京都大学東南アジア研究所の外国人研究員として京都滞在中であり、上京の折、特別に本学でもご講演いただくことになりました。 先生はカンボジアの宗教人類学がご専門で、パリ大学で博士学位を取得、特にアンコール地域に住む人々の信仰について、調査と研究を続けて来られました。 現在のカンボジアの人たちは、仏教行事を中心に一年の生活が組み立てられているといっても過言ではありませんが、アンコール地域の人々の生活には、さらにアニミズム(精霊信仰)が加わり、彼らの生業や人生のさまざまな儀礼と結びついています。 今回は特に、アンコール地域の稲作とアニミズムのかかわりについて、ご講演いただきます。