研究会・出張報告(2008年度)

   研究会

日時:2008年11月29日(土)13:00~17:00
場所:上智大学2-630a号室

概要:
 2008年11月29日、ハサン・バンナー論考集翻訳プロジェクトの初回会合を行った。翻訳プロジェクトを開始するに際し、今回の会合では、メンバー間において翻訳に関する基本事項の合意・確認、今後の活動計画の立案を主な目的とした。具体的には、次の諸点について議論を行った。
 ①新規要員候補者。当プロジェクトへ協力・参加をしていただける新規要員候補者数名の選定を行い、それぞれメンバーから確認を取ることとした。
 ②訳本・仮訳題。当プロジェクトでは、Hasan al-Banna, Majmu‘a Rasa’il al-Imam al-Shahid Hasan al-Banna, Alexandria: Dar al-Da‘wa, 2002, 480 pp.を底本とすることした。また、仮訳題を『ハサン・バンナー―ムスリム同胞団の思想と運動―』、あるいは『ハサン・バンナー―ムスリム同胞団思想の源流』とすることとした。
 ③作業方法。読書会方式ではなく、メンバーが分担章を訳出したものを持ち寄り、合宿にて集中的に議論を行う形式を採用する。そのため、webを活用し、事前にメンバー間で意見交換・問題箇所の検討を行うことのできる環境を整備することとした。また、各種リファレンス類の統一、参考資料の共有、訳出書式の統一、重要用語訳出の際の注意などについて、基本事項の確認・合意をした。
 ④作業日程。作業のための合宿を、2009年5月、9月、12月、2010年3月の4回実施することとした。その後、注付け、校正、索引付けなどの諸作業を行い、2011年9月の完成を目指すこととした。また、来年5月の第1回合宿までの分担章を割り当て、各自で作業を開始した。
 (横田貴之・日本国際問題研究所)