前期課程
前期課程では、マス・コミュニケーション理論、ジャーナリズム論、メディア分析を中心としたカリキュラムを組み、さらに今日の問題状況に柔軟に対応し、研究を展開させるために演習を配置しています。メディアやジャーナリズムの問題は相互に関連が深く、それぞれに単独に研究したのでは満足な研究視野が得られないからです。
前期課程の初年度の目的は、マス・コミュニケーションとジャーナリズムの研究のために、幅広く様々な先行研究について学び、問題領域への理解を深めることを通して自己の問題関心の洗練を図るところにあります。このため、それぞれの学生の問題関心以外の領域に関しても相当量のリーディング・アサイメントを課し、また必要な場合には学科科目の受講を奨めています。
2年次以降は修士論文の完成を目指し、指導教員の指導の下に自己の研究を推進しなければなりません。
新聞学専攻は創設立当初から、世界、特にアジア各国から多数の留学生を受け入れており、演習等においても国際的な視野に立った討議や分析・検討が日常的に行われています。
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後期課程
後期課程は将来この分野で研究・教育に携わり、広く国際的な水準において活躍できるような人材の育成を目的として設置されています。日常の研究活動においては学問的方法論、専門知識の水準をさらに向上させるとともに、研究者として自己のテーマ領域を確立することが3年ないし5年間に要求されます。
後期課程への進学は自己の将来の職業選択と密接に結びついており、安易に決断するべきではないでしょう。志願者にはこの点についての深い自覚が求められます。入学後1年を経て、論文提出資格を得るための試験をパスしたものが学位申請の論文執筆が許可されています。
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