進路

『FGSでの5年間を振り返って』

進路区分 就職(企業)
進路先 三菱地所株式会社
氏名 池谷 海太
メジャー 国際政治論 マイナー 中東・アフリカ研究
入学 2016年4月 卒業 2021年3月

内定先を選んだ理由:

 「人の幸せに貢献したい」という想いがあり、それを実現できる環境が不動産デベロッパーにあると感じ、就職先を決めました。「人の幸せに貢献したい」という想いは、アフリカに留学している間に芽生えたものです。アフリカに留学するために上智を休学したため、卒業が 1 年遅れましたが、今振り返ると非常に有意義な時間であったと思います。
 就職活動は「社会にどのような価値を創り出したいか」ということに加えて、「自分はどうありたいか」ということと向き合うことが非常に大切だったと振り返って感じています。1 年間学生生活を伸ばした結果、自分と向き合う時間が増え、自分が将来やりたいことや自分の価値観・常識を考え直す良い機会となりました。FGS は他学部と比較すると休学をする学生が多く、周りの目を気にせず自分のやりたいことにチャレンジできる環境があると思います(もちろん、それを支えてくれる方の協力があってのことです)。また、教授陣も休学に対して寛容であり、学生の挑戦を後押ししてくださります。
 まわり道をしながらやりたいことをやり尽くし、就職活動を通じて自分を見つめ直した結果、「人の幸せに貢献する」という考えに至りました。社会に出てからもこの 2 つの価値観と常に向き合いながら、精進していきたいです。

FGS で何を学んだか:

 FGS の学びは、「多角的な視点」と「柔軟性」の 2 つの言葉で表すことができると思います。
「多角的な視点」は、まさにカリキュラムにある通り、社会科学の幅広い領域をカバーしている点です。社会に起こる事象を考察する際には、1つの学問領域のみでは深い理解を得ることは到底難しく、視野も狭く凝り固まった思考にとどまってしまいます。しかし、FGS のカリキュラムは1年次の必修科目から広く社会を理解するために必要なツールを与えられ、自らの興味関心を触発される学びの機会がたくさんあります。3 年次以降に自らの専門を定めて研究を進める上でも、1.2 年次に培われた各学問領域の基礎知識や学問を横断して学ぶ癖は、広い視野を持って物事を俯瞰する上で非常に役にたちました。FGS で頻繁に使われる「立体的な学び」という言葉に偽りはないと感じています。

 「柔軟性」とは「多角的な視点」とも若干重複していますが、自らの興味関心が変わっても修正が可能なことを指します。私自身、大学入学の際には開発経済学を学びたいと考えて FGS を選択しました。しかし、1 年次後期の「アメリカとグローバル化」の授業を通じて自らの学問的関心が変化し、3年次以降は国際政治論を専攻し、国際政治経済学のゼミに所属しました。FGS は広く社会科学・人文科学の学問をカバーしているため、学生の関心の変化にある程度対応できるカリキュラム設計になっています。興味の移り変わりが多い私にとって FGS は恵まれた環境であったと思います。

FGS を目指す皆さんに伝えたいこと:

 FGS での生活は、複雑化していく世界を生き抜く力をつける環境としてはうってつけだと思います。
1.2 年次の多角的な学びの中で自らの興味関心を見つけ、3.4 年次でそれを深く理解していくことができる環境は他の大学でもあまり多くはないのではないでしょうか。
 大学生活は良くも悪くも自分に左右されます。怠けようと思えばいくらでも怠けられるし、主体的に行動することができれば可能性はいくらでも広がります。FGS は、学生がやりたいことを見つけて、行動に移すための土台が整っている素晴らしい環境です。また、学生の想いに真摯に向き合い、後押ししてくださる教授陣・事務局の方々も非常に心強いです。FGS を目指している方の中には、世界に関心を向け、何か行動を起こしていきたいと考えていらっしゃる方が多いと思います。そんな人にはこの上ない最高の環境だと私は思います。

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