進路

『瞬間の高揚感』を指針に。

進路区分 就職(企業)
進路先 PwCコンサルティング合同会社
氏名 堤  凌雅
メジャー 市民社会・国際協力論 マイナー 中東・アフリカ研究
入学 2018年4月 卒業 2022年3月

学生時代を振り返って、最もやって良かったと感じることは、いわゆるバックパッカーと呼ばれる海外一人旅です。大学一年生の夏から、東南アジアや中東などFGSで学べる地域に渡航し、旅先で出会ったバックパッカー達と共に歴史や文化の地を巡るという、自由な気ままな旅をしていました。バックパッカー旅行に少しでも興味があれば、死ぬまでに一度絶対にやってみてください。たとえそれがどんな経験になっても、必ず誰かに話したくなるあなただけのエピソードになるはずです。私にとっての旅の醍醐味は、常に何が起こるか分からないワクワク感が味わえる点でした。私の旅のルールは「飛行機の往復チケット以外、出国前に旅程は決めないこと」だったので、気に入った国には長く滞在したり、唐突にほかの国に移動してみたりと、とにかく「その時の感情」を大切にすることができました。バックパッカー旅行は、本当に良い経験になるのでおすすめします。

内定先を選んだ理由:
内定先はコンサル業界に属する1社を選びました。理由としては、①「学び続ける姿勢が求められ、常に好奇心を満たしていけること」、②「社内転職・社外転職の敷居が低く、自分の好きを追えること」がありました。就活していた当時は深く考えませんでしたが、今思うと、大学受験の際にFGSを志望した理由と、これらは似ていたと感じます。一つの分野や領域に絶対的な関心があり、それだけを一心に突き詰めたいという方には、コンサル業界はあまり向かないかもしれません。しかしながら、私と同じように「学ぶのが好きで色々な事を知りたい。その過程でワクワクするものを見つけ、常に心躍る方向に進んでいきたい」という想いを持っている方は、コンサル業界は一つの選択肢になり得ると思います。

FGSを目指す皆さんに伝えたいこと:
私はFGSで教育関連のゼミに所属していましたが、そこでは深い学びがたくさんありました。なかでも特に心に残ったのは、「学びには余白があって良い」ということです。ざっくり換言すると「一つの目的に向かっていくことだけが学びではない」という意味になります。例えば、「A」について学んでいる時、その過程で出会った「B」や「C」に心が奪われる瞬間があるかもしれません。高校までだと、そんな時でも受験のために与えられた「A」について学ばなければならなかったと思います。しかし、大学ではそういった瞬間、「B」や「C」を新たな目的として、それに対する学びを深めて行くことができます。そして私自身の経験上、FGSではそういった瞬間が本当に多く、この4年間は非常に楽しかったです。大学で学びたいことが決まっている人も、そうでない人も、「一つの目的や成果に囚われず、その瞬間に自分が最もワクワクするものに向かっていくこと」を楽しんでほしいと思います。

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