進路

『真実はいつもひとつ?』

進路区分 就職(企業)
進路先 東京エレクトロン株式会社
氏名 内藤 誠
メジャー 国際政治論 マイナー ヨーロッパ研究
入学 2017年4月 卒業 2021年3月

内定先を選んだ理由:

 「新たな価値あるものを創り、そこから日本全体を元気にしたい」
この夢を、東京エレクトロンでなら実現できると確信したためだ。

IoT、MaaS、DX。これらの言葉を聞いた事があるだろうか。この3つを一言で表現すると、IT 技術を今まで以上に活用し、人々の利便性を向上させ、新しい社会を創るサービスである。つまり IT 技術によって、我々の未来をより明るく照らしてゆく事業である。だが、これら3つには絶対に欠かせないモノがある。それは「半導体」だ。半導体なくして、我々の未来は語れないのである。私が入社する東京エレクトロンは、半導体製造装置を全世界に向けて、開発、製造、販売している会社だ。半導体製造装置とは、半導体を製造するのに必要不可欠な、超精密な加工が行える装置だ。東京エレクトロンの装置は世界シェア率が非常に高い。すなわち世界に存在するほとんどの半導体が、この会社の装置を通して作られたといっても過言ではないのである。
ここで1つ気がついた。もし私がこの装置に携わり、さらには少しでも製品品質の向上に寄与することができたとしたら、それは装置を通じて、社会の発展、ひいては日本の発展に私の力で貢献したことにならないだろうか。すなわちこれは、最初に述べた私の夢が叶えられる職業だったのだ。だからこそ、この会社しかない、ここから世の中を変化させたいと思い、東京エレクトロンに入社を志願した。

学んでよかったと思うこと:

 「ルビンの壷」という芸術作品をご存知だろうか。一見すると大口の瓶に見えるが、視点を変えると向かいあっている2人にも見えるという絵画である。これと同じく、世の中は 1 つの方向のみで理解できるほど単純な形をしていない。正解は1つではなく、対象をみる視点を変えるごとに異なった姿が見えてくるのである。
同じように政治、社会、経済など文系学部には様々な学問分野があるが、1つの視点で物事を考えることは誤った解釈をもたらす可能性がある。それに対して、FGS では様々な学問分野を同時に学ぶことができる。様々な学問ツールを通して、様々な「世界の姿」を発見することが出来るのだ。ここが面白かった。

FGS を目指す皆さんに伝えたいこと:

 小難しいことを上でたくさん書いてきたが、FGS での生活はとてつもなく楽しかった。
勉強以外でも人との出会いでもそうである。様々な大学を受けて、どの大学、どの学部に行こうか迷ったが、FGS に入学して本当によかったと感じている。正直、私は勉強があまり好きではなかった。ただそのような私でも「学ぶって楽しい!」と思わせてくれたのが FGS であった。
もしもう一度人生をやり直せるとしても、私は FGS を選ぶと思います!

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