昨年に引き続き、今年も5月19日(金)学部交流会を開催いたしました。今回は、全学年合わせ、約130名程度が集まりました。
今年は初めて4学年がそろったということで、昨年から引き続きの開催にはなりますが、新たな形での会であったと思います。当日までは、1年生は鈴木麻莉子さん、2年生は佐藤誉翼くん、4年生からは岩村湧香さんが中心となり準備を進めてきました。
この交流会の目的は、特に新入生をターゲットに、様々なバックグラウンドを持つ同級生や、FGSに入学して様々な経験をした先輩との交流を通じて新たな発見を促すことです。
また、私たち上級生も、多方で活躍する後輩と交流することで学べることが沢山あります。
最初はフォーマルな形での交流を目指し、アイスブレイクも兼ねたレクリエーションなどの企画などを行おうとしました。しかし、グループ分けをした開始早々に学生同士が学年の隔たりもなく交流している様子をみて、グループを分けることで交流できる幅が狭まってしまうと感じ、当初の予定を変更しました。そして、4年生の岩尾さんのアドバイスもあり、以降は2,3,4年生の自己紹介と他己紹介を全体に行い、その中で気になる先輩に話してもらう形式をとりました。
すると、研究、留学や課外活動など様々なユニークなエピソードが飛び出し、普段それぞれ違った学生生活を送るFGSの学生が同じ時をシェアできる時となりました。特に嬉しかったのは、就活の最中でお忙しい時にも関わらず、岩村さんの呼びかけで多くの4年生の先輩方が来てくださり、先輩方を中心に多くの1年生が話を聞きに行っていたところを見たときです。4年生になると授業もほぼなくなり、サークルや部活でも、新入生と交流する機会というのは滅多にないことです。しかし、このような機会を設けることで普段関わることのできない学生同士が交流できるというのは、この会のもう一つの意義であると感じます。そして、FGSの交流会ならではの光景だなぁと思ったのは、様々な地域についての様々な問題について議論が飛び交っていることです。先日のフランス大統領戦からサブサハラ地域における貧困問題などが私の覚えている限りではありました。
4年生は、学部の初期メンバーということで、様々な伝統を今日に至るまで築き上げてきました。特に、現在の3年は様々な場面でお世話になることが多かったです。この交流会自体も、現在留学中の4年生の柿原さんの提案によるものでした。
2年生はとても元気で明るい代です。昨年は佐藤君を中心に、学部オリジナルのスタジャンを制作したりするという、とても行動力のあるメンバーが多くいます。オープンキャンパスなどのイベントにも積極的にスタッフとして参加し、学部を内外的に盛り上げてくれました。今回準備をしてくださった1年生の鈴木さんは、「オープンキャンパスに行ってFGSへの入学を決意しました!」という方です。今後、今年の1年生が、どのような代になるかがとても楽しみです。
私事ではありますが、この学部交流会にかける願いが一つあります。それは、沢山の道標を作ることです。繰り返しとはなりますが、このFGSは2014年4月に創設されたばかりで、来年の春に現在の4年生から初めての卒業生が生まれます。そのような経緯から、学部としてのロールモデルがまだ形成されていないので、多くの学生が先に対しての様々な不安を抱えています。特に、将来に大きく直結している大学4年間という貴重な時間は、不安になることが多くなると思います。もし、このような機会が少しでも大学生活に抱える不安を解消するための一助となっているのであれば、それ以上の喜びはありません。
拙い文とはなりますが、ご高覧いただきありがとうございます。
この度は、お忙しい時にもかかわらず参加してくださった学生の皆さん、食事の準備をしてくださった二号館カフェテリアの方々、私たちの活動に理解を示してサポートをしてくださる先生方、そして開催に至るまで様々な準備をしてくださったFGS事務の皆さまに心より感謝申し上げたく存じます。
3年 T. M