第8回FGSワークショップでは、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)職員の渡辺直子さんから「土地を取り戻すーモザンビークの農民たちの闘い」というテーマでお話をうかがった。総合グローバル学部の学生など約30名が参加した。
まず、JVCの全般的な紹介の中で、農業、医療、人々の交流、政策提言など多岐にわたる活動の概要を説明していただいた。多額のお金をかけるのではなく、できるだけ現地にあるものを生かして活動するという支援のあり方に非常に関心を持った。
さらに、今回のテーマであった日本政府がモザンビークで実施しているプロサバンナ事業に対する農民たちの反対の声や、土地収奪の問題についてもうかがった。日本政府が、モザンビークの農民たちの声を無視して事業を続けることは許されないと感じた。
JVCは、学生が軽に参加できる事務所でのボランティア作業やインターン、また国際協力コンサートの運営や合唱隊への参加など、私たちが国際協力に関わることのできるさまざまな機会を提供している。興味を持った学生も多かったと思われる。
総合グローバル学部2年 松河晴佳