第2回FGSワークショップには、認定NPO法人 DPI(障害者インター ナショナル)日本会議副議長の中西由起子さんと
事務局の落合佐知子さんにお越しいただいた。
総合グローバル学部、外国語学部、総合人間科学部の学生が参加した。
「インクルーシブ社会での障害者」と題したご講演は、「障害者」の対義語は「健常者」ではなく「非障害者」が妥当な表現ではないかという、呼称に関する議論から始まった。いかに現在の社会が「インクルーシブ」でなくバリアにあふれているかを示す事例紹介に続き、障害をもつ当事者がエンパワーされるためには、社会の側がかわっていくべきであり、
そのためには個人が障害をもつ人と共に考え、解決していく姿勢が大切であるというメッセージで締めくくられた。
DPIの活動には、アジアやアフリカから障害者を招いた研修もあり、語学を生かしたボランティアや見学の機会を
紹介いただいた。
(総合グローバル学部 教員 田中雅子)