第1回FGSワークショップは、教育協力NGOネットワーク（JNNE）事務局長である三宅隆史さんをお招きした。
「万人のための教育」（Education for All)の達成期限である2015年になっても世界ではなお、約5700万人の不就学児童がいることが懸念される中、JNNEは日本政府に対して、1）基礎教育援助の割合増加、2）脆弱国・低所得国への援助拡大、3）技術協力と財政支援の両立、4）教育のためのグローバルパートナーシップ基金の配分増加を求めている。
こうしたアドボカシー活動の一環として行われるキャンペーンやイベントに多くの市民が参加することによって、政策が変わることが期待される。世界各地で行われる「世界一大きな授業」などを通じて、学生もアドボカシーの一旦を担うことができることを学んだ。
（グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻 中島登貴恵）
