第11回FGSワークショップは、ピースボート災害ボランティアセンターの小林深吾さんをお迎えした。
冒頭で同センターの活動概要をご紹介いただいた後、石巻の仮設住宅で暮らす自治会長、漁師、大学生などのケース・ストーリーを読み、自分がその立場にあったらどう行動するか話し合った。
東日本大震災からすでに4年近く経つが、「復興」は未だ途上にある。関心が薄れつつある中、被災直後よりも孤立感、孤独感を深める人も少なくない。首都圏の学生がどのように関わっていけるか考えさせられる場となった。
ピースボート災害ボランティアセンターでは、災害ボランティア入門トレーニン グ、災害ボランティア検定やリーダーシップ研修などを実施しており、学生にも 参加の場が開かれている。これまで一度も東北に出かけたことのないFGS生は、春休みに研修を受けたり、石巻に出かけてみることをすすめたい。
(総合グローバル学部教員 田中雅子)