第7回ワークショップには、シャンティ国際ボランティア会の鎌倉幸子さんをお迎えした。まず、留学先のアメリカでカンボジアからの留学生に出会ったことが、
難民キャンプで図書館活動をしていたシャンティ国際ボランティア会との働くことにつながったという、ご自身の経験を語ってくださった。
「心の栄養」とも呼ばれる本が、紛争や災害で心に傷を負った人たちをどのように癒し、励まし、また希望のもとになっているかについて、東日本大震災の被災
地や、海外での図書館活動を例に話してくださった。食料や水など最低限の物資を提供する以外に支援のイメージがなかった学生にとって、難民キャンプや、辺
鄙な村で読み聞かせに目を輝かせている子どもたちの姿は印象的だったに違いない。鎌倉さんのお話を通じて、支援には様々な方法があることが理解できたであ
ろう。
海外事業部門で学生インターンを募集中とのこと。FGSのみなさんにぜひ挑戦してみてほしい。
(総合グローバル学部 教員 田中雅子)