難民支援協会の松本真実さんをお迎えした第6回ワークショップには、難民問題について卒業論文を執筆中の学生や、日本でできるボランティア活動について情
報を求めている学生たちが参加した。
難民に関する基礎知識として、その定義や世界での受け入れ状況について説明を受けた後で、日本での難民の暮らしについてお話を聞いた。学生たちが驚いたのは、2013年度日本で難民申請をした人が3,260名いたのに対して、認定数はわずか6名であったという事実である。それだけに、先が見えない困難な毎日を支援することの大切さをよく理解することができた。
支援を求める方と直接接するボランティアやインタ―ンの機会があること、また難民の方たちの母国のレシピの普及を通じた、難民問題への理解を広める活動な
ど、様々な関わり方についても紹介していただいた。終了後も、多数の学生が松 本さんへの質問を続けていたことからも、日本での難民問題に関心のある学生が
少なくない様子がうかがえた。
(総合グローバル学部 教員 田中雅子)