12月2日(火)に、『「子どもの権利」が実現される世界を目指して~セーブ・ザ・チルドレンの取り組み~』
というテーマで、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの大澤万里子氏による講演会を開催した。
セーブ・ザ・チルドレンは、イギリスを拠点に全世界で活動する団体であり、同団体の目的は、子供の権利が実現される世界を目指すことにある。具体的には子どもたちの参加と地域の人々の行政能力強化から最終的に自立した活動を目指す、というものである。
主な活動内容は、教育、保健・栄養、人道支援、防災、子供の保護、子供の参加から構成されており、これに政策提言をおこなうアドボカシー活動を加えたものとなっている。
次に海外事業と国内活動に分けて紹介があった。国内活動においては、東北復興支援事業に重点をおいて現在活動を行っているとの報告があった。東北の復興支援活動では、子どもたちもまた復興の担い手であるとし、彼らがまちづくりに参加できるよう支援している。また、災害リスク軽減の活動の中で、特に学校で行われている放射能リテラシー教育にも参加しているということである。
講演会の後半では、セーブ・ザ・チルドレンの活動を理解するための防災に関するカードゲームを和気藹々の雰囲気の中、行った。
(総合グローバル学部リサーチ・アシスタント中村)