気候変動・貧富の格差などグローバルな問題を前に人間がどのようにお互いに向き合い、どのように協力を生み出すかが問われている時代です。ただグローバルな世界の中でも様々なローカルなあるいはナショナルな利益がぶつかり合うのは現実です。その構図を理解するために各国の社会がどういう風に構成されているか・どういったグループが政治に影響を与えているかを知るのが問題解決の鍵です。
そういった問題意識から私は研究者として政治の社会的基盤を研究してきました。社会学理論をもって社会の中の各界「政治・経済・メディア・学界など」がどういう風に成り立ち・どういったロジックで政治を規定してるかを歴史的に検証するのが私の研究アプローチです。
ドイツで生まれ育ち海外の目線で日本社会を研究してきたのですが他国の事情を勉強するのが自分の視野を広げるものだと考えています。その勉強に打ち込み、それによって自分の社会も含めて国際協力の可能性の下地である各国の政治社会の理解を一緒に深めてもらい、普遍的な知恵の造出に挑戦してもらいたいと思います。