中内 政貴
- 氏名
- 中内 政貴 (教員データベース)
- ふりがな
- なかうち まさたか
- 職位
- 教授
- 専門
- 国際政治学、平和構築、地域統合、地域機構
- 略歴
大阪大学法学部法学科卒業(法学士、1998年)、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程・博士後期課程修了(博士(国際公共政策)、2008年)。外務省専門調査員および国際協力機構(JICA)援助調整専門家として、旧ユーゴスラヴィア地域で政府開発援助(ODA)の実施を通して暴力紛争後の平和構築に携わる。平和・安全保障研究所研究員、大阪大学大学院国際公共政策研究科特任講師・同特任准教授・同准教授、上智大学総合グローバル学部准教授を経て2022年4月より現職
- 研究室・オフィスアワー
2号館9階923号室
木曜日13:30〜15:00、その他の時間は予約で可
- 学生へのメッセージ
私の研究関心は、紛争と平和に関する国際・国内の政治にあります。主体間の相容れない利害の衝突としての紛争は、どこでも不可避的に発生しますが、多くの国内社会ではこうした紛争を平和裡に解決するためのルールや制度や規範が機能しており、紛争が暴力の行使に至ることはまれです。しかし、国際社会にこうしたルールや制度や規範を整備しようとする努力はまだ道半ばであり、暴力に至ってしまう紛争が少なくありません。しかも、ひとたび発生した暴力は、収まった後も何年も何十年も社会に悪影響を与え続け、少しのきっかけで再発につながりかねません。一方で、紛争を解決し平和を築こうとする主体も国家、国際・地域機構、市民社会組織など多岐にわたり、少しずつではありますが前進している部分もあります。紛争と平和について考えるためには政治、経済、法や制度にまたがる幅広い知識と、柔軟で応用の効く思考力が必要です。これはFGSの学生の皆さんにとって重要なチャレンジではないかと思います。共にこの難問について考え、議論することを楽しみにしています。