権 香淑
- 氏名
- 権 香淑 (教員データベース)
- ふりがな
- くぉん ひゃんすく
- 職位
- 准教授
- 専門
- 東北アジア地域研究、東アジアの社会と文化、マイグレーション研究、中国朝鮮族研究
- 略歴
上智大学大学院博士前期課程修了、同後期課程満期退学後、博士号取得、博士(国際関係論)。
国立国会図書館立法調査局非常勤調査員、首都圏の大学および大学院における兼任講師、早稲田大学地域・地域間研究機構招聘研究員、韓国・全南大学研究教授を経て2022年より現職。主著は『〔増補新版〕移動する朝鮮族』(単著:彩流社、2019:初版2011が韓国にて翻訳出版2015)、『中国朝鮮族の移動と東アジア』(共編著:彩流社、2020)など。
- 研究室・オフィスアワー
2号館6階624号室・水曜日12:00~13:00
その他の時間は予約で可
- 学生へのメッセージ
私は、アジアのなかでも韓国、朝鮮半島、中国東北地域を中心とする東アジア・東北アジアをフィールドに、朝鮮民族をめぐる政治、経済、歴史、文化などを踏まえた地域研究に取り組んできました。とりわけ中国の少数民族として中国東北地域に集住し、現在はこの地域に広く跨って暮らす朝鮮族のありように関心を持ち続けています。グローバル化が進む現代のあらゆる事象がそうであるように、関連する数々のテーマや問題領域は、日本で暮らす私たちとも何らかの形で繋がっていると言えるでしょう。
それにしても、その繋がりはどのように把握されるのでしょうか。答えはそう単純ではありません。ここぞ学問的営為が問われます。何よりも学問とは、「問いを学ぶこと」であり「学びを問うこと」です。この「問い」と「学び」をめぐる絶え間ない循環プロセスに身を置きつつ粘り強く実践することで、「私」と「地域」、そして「世界」との繋がりが見えてくるはずです。自らの問題意識を研ぎ澄まし、皆さんがその醍醐味を感じることができるよう、ともに考え学んでいきましょう。知的好奇心を持ち続ける積極的な姿勢を期待します。
- 個人ページ
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