久志本 裕子
- 氏名
- 久志本 裕子 (教員データベース)
- ふりがな
- くしもと ひろこ
- 職位
- 准教授
- 専門
- 東南アジアのムスリム社会、文化人類学、比較教育学
- 略歴
2003年中央大学総合政策学部国際政策文化学科卒。
在学中にマレー・インドネシア語を学び、マレーシア理科大学に一年留学して以来、マレーシアの多文化共生とイスラームの教育に関心を持ち現在まで研究を続ける。2005年東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、2012年東京外国語大学博士号取得、2011年~2014年日本学術振興会特別研究員PD、2014年~2018年マレーシア国際イスラーム大学言語マネージメント学部専任講師。2019年4月より現職。
- 研究室・オフィスアワー
2号館6階627号室・木曜日15:30~16:30 その他の時間は予約で可
- 学生へのメッセージ
世界には様々な価値観、人生観を持つ人々が生きていて、「私」にとってあたりまえのことは、他の人にとってはあたりまえではありません。そんなことは、あえて「グローバル」という言葉を使わなくても、友人との考え方の違いを感じたり、アルバイト先で学校とは異なる評価をされるといった日常の中で感じることができます。けれども、「地域研究」を学ぶこと、中でも自分の慣れ親しんだ社会とはあえて違う社会、文化を研究すると、そうした日常でも出会えるものとは異なる次元の「異文化」に出会い、驚き、時にうちのめされる経験ができます。それは時には痛みを伴うような作業ですが、自分の当たり前だと思っていた生き方や社会に対する自分の視野がいかに狭かったのかを、繰り返し気づかせてくれます。総合グローバル学部で世界の多彩な「ローカル」に触れる経験は、みなさんが今後どのような生き方を選んでも必ず役に立つ宝物になると思います。私の授業では、多様性に満ちた「東南アジア」と、イスラームをはじめとする様々な「宗教」、そして誰もが経験していながら実は知らないことが多い「教育」を軸として、みなさんにたくさんの驚きを経験してもらうことを目指しています。自分の見方を広げるための学びを、みなさんと一緒に作っていきたいと思います。