上智大学法学部国際関係法学科卒。一橋大学国際・公共政策大学院グローバル・ガバナンス・プログラム修了。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士（法学）。

外務省専門調査員及び内閣府研究員として、紛争研究、国際人道支援及び平和維持・平和構築活動に関する調査研究や助言業務に従事。米国ハーバード大学ジョン・F・ケネディ行政大学院科学・国際問題ベルファーセンター研究員を経て、2019年4月より現職。

2号館6階618号室　水曜日15:15～16:15 その他の時間は予約で可

昔話「桃太郎」は、正義のヒーロー桃太郎が鬼を退治する話です。ところで、鬼はどうして戦うのでしょうか。鬼が戦う理由を知っていたら、桃太郎には戦う以外に解決する方法があったかもしれません。私は、アジアやアフリカでの調査経験や、日本の政府機関での実務経験から着想を得て、紛争分析を行うことを通じて、翻って、日本を含む国際社会がより平和な社会づくりに果たせる役割について考えることを研究テーマにしています。現在、国際協力・国際援助業界では、現地の視点を大事にする支援が目指されています。FGSのビジョンが掲げるような、グローバルな視野とローカルな視野を併せ持つ人材が求められています。担当する講義では、皆さんが、頭、心、身体を使って主体的に議論を進めたり、実際に手を動かす時間を設けます。具体的には、ワークショップで紛争と平和構築のプロセスを体験してみる、国際機関の資料を探し、活用し、成果物の作成に役立てるといったものです。授業は、国内外で社会課題に取り組むプロフェッショナルとして一歩踏み出すために、自ら問い、考え、発信する、知の体力づくりの場です。自らの可能性に挑戦しようとする学生の皆さんを応援します。

https://researchmap.jp/ayakokobayashi?lang=ja