上智大学外国語学部卒、上智大学外国語学研究科国際関係論専攻博士後期課程単位取得退学、上智大学イベロアメリカ研究所助手、メキシコ大学院大学客員研究員を経て、1996年上智大学外国語学部国際関係副専攻に着任。

2号館6階621号室・水曜日13：30～15：00　その他の時間は予約で可

政治を理解する力はグローバル化時代のリテラシーのひとつです。選挙やデモから、反乱、クーデター、テロまで、各地で起こる政治の出来事は、情報として世界を駆け巡るだけでなく、経済、社会、文化など他領域の動きにも連動します。各種メディアが世界の政治情報を伝えますが、情報の氾濫が体系的な理解を困難にしているのもまた確かです。比較政治学は、この複雑な世界の政治現象を整合的に把握し、意味を捉えることを目指す学問です。皆さんは、授業で提示される各種の分析ツールをもとに、ぜひ自ら政治ウォッチャーになってください。そのためには、言葉というツールも不可欠です。政治情報の多くは英語によって伝えられます。より深く理解するには、それ以外の現地語が必要になることもあります。現地体験からくる土地勘も分析力を高める重要な要素です。どこまできわめるかは人それぞれですが、政治という現象を理解し解明したいという旺盛な好奇心を持つ人を歓迎します。