2010年、弘前大学人文学部卒業

2012年、上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科博士前期課程修了

2020年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 博士(5年一貫)課程修了、学位取得。博士（地域研究）。

2012年9月〜2014年8月タイ王国チュラーロンコーン大学文学部International Staff、2017年〜京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任研究員、2019年〜同研究科特任助教、2021年〜日本学術振興会特別研究員RPD（名古屋大学）を経て、2023年4月より現職。

2号館6階625号室・木曜日11：00～12：00　その他の時間は予約で可

原因と結果、という言葉があります。ある結果には、明確な原因がある、という考え方です。

しかし、世の中はそのように単純なものでしょうか？生きている場所、経済的状況、文化背景や人間関係…現実社会は、さまざまな背景や要因が複雑に絡み合って、ある一つの結果に至っています。「地域研究」は、まさにその複雑なプロセスを理解しよう、解明しようとするものだと私は考えています。私は君主制を研究していますが、これには政治や経済だけでなく、人々の “心 “が影響を及ぼすという点で、かなり分析が難しい分野だと思います。また、それだけに刺激的な研究分野でもあります。

大学での学びは、必ずしも答えが出てくるものばかりではありません。これまで知らなかった新しい価値観に出会って戸惑ったり、時には怒ったりするかもしれません。そういう「発見」の気持ちを大切にしながら、みなさんと一緒に学んでいけたら嬉しいです。