FGS教員の研究内容をより身近に知ってもらうことを目的に、お昼休みを利用したランチタイム・トークが10月26日に開催され、2年生と3年生の3人が参加しました。比較教育学を専門の1つとする久志本先生、荻巣先生、丸山先生から、それぞれの研究履歴と研究対象・アプローチについて説明があり、FGSにおける教育研究の可能性が示されました。グローバル課題としての教育研究が捉える射程としてはSDGsなどの国際イニシアチブも含まれますが、それを現実に照らすと、必ずローカル課題を扱うことになる点が共有され、その具体例がいくつも紹介されました。参加学生との質疑応答では、地域研究と市民社会・国際協力論のどちらを選んでも同じ対象を研究することになり、FGS生自身が自らの関心を定める準備も必要であることが示唆されました。教育は、大学生にとって経験済みのことであったり、国内外の子どもたちと接することで可能性を感じさせるものですが、研究としての教育の幅広さと奥深さを感じさせる会でした。