留学・国際交流

留学体験記

参加学生氏名:
A. T.
メジャー:
アジア研究
入学年度:
2019年度
渡航年度:
2021年度秋学期
種  類:
交換留学
渡航先国 :
アメリカ合衆国
企業・受入先:
Loyola University New Orleans


留学を決めた理由

元々高校生の時から留学をしたいと考えていたため、交換留学先が多く、留学制度が充実している上智大学への入学を決めました。大学1年生の時に海外短期語学講座でカナダに留学をしたことで、より英語力を伸ばしたいという思いが強まり、アメリカへの留学に応募しました。しかし、コロナ禍での留学だったため、渡航前は特別措置が取られ、自身で現地の病院や頼れる人、感染者が減少している状況の説明、リスク対策に関するレポートなどを書いて、それが認めなければ渡航できないなど、常に不安と隣り合わせでした。また、渡航が認められてからも、ビザや住居の準備、ワクチン接種などをしなければならなかったため、かなり急いで準備をする必要がありました。こうしたリスクを伴うことは理解した上で、やはり留学への思いを捨てきれなかったため、渡航を決意しました。

留学生活

私の留学先は、現地の大学の授業を半分、語学の授業を半分取ることができるようなプログラムでした。現地にとどまらず、世界各国の友人を作ることができたことが、文化の違いや、自分の中の当たり前が当たり前ではないことに気づくきっかけとなり、視野を広げる良い機会となりました。また、留学先の大学と隣接した大学があったのですが、その大学には日本語クラスがあったため、そこで教授にコンタクトをとり、ボランティアとして授業に参加しました。ここでも、多くの友人を作ることができたため、参加して良かったと思います。留学中は、到着してすぐに過去最大級のハリケーンが到来し、数週間の避難生活を強いられたり、帰国直前にコロナが大流行し、何度も検査を受けなければならなかったりと、波瀾万丈な留学生活ではありましたが、そうしたトラブルを乗り越えられるようなメンタル面での成長も大きかったのではないかと思います。

渡航後

私は大学3年次に留学したため、帰国してすぐに就職活動を行いました。留学を経て、日本と世界の架け橋になれるような存在になりたいという思いが生まれ、そうした働き方ができるような企業を中心に探していました。また、留学中に出会った友人が日本に訪れた際や、自身が旅行した際には、再会を果たすことができ、留学中にとどまらない友人関係を得られたことが良かったです。また、留学前までは実家暮らしで、誰も知り合いがいないような土地で暮らすことに不安でいっぱいでしたが、留学後は多少のことでは動じないような、自立した精神を得ることができたように思います。

今回の留学を通して、卒業までの残りの大学生活で、FGSで何を学びたいか明確にすることができました。また、留学前は将来何をしたいかわからない状態でしたが、留学中に様々な年代の様々な人と出会い、将来について考え、自分の進路の方向性を決めることもできました。

FGSで留学を目指す皆さんに伝えたいこと

FGSは、それぞれが興味のある分野について自由に学ぶことができるような環境が整えられています。全く同じ授業の取り方をしている人はいないのではないかというくらいです。また、一人一人がさまざまな事象について問題意識を持ち、実際にアクションを起こしている人が多いように感じます。留学はその方法のひとつであり、FGSでの学びをより深めることができる良い機会だと思うので、是非挑戦してみてください!

留学先のNew Orleansで


留学先の友人たちと

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