留学・国際交流

新しい価値観に触れた留学生活

参加学生氏名:
M. T.
メジャー:
市民社会・国際協力論
入学年度:
2020年度
渡航年度:
2022年度秋学期~2022年度秋学期
種  類:
交換留学
渡航先国 :
アメリカ合衆国
企業・受入先:
Creighton University, Intensive English Language Institute

受け身ではなく能動的な準備

中学生の頃から漠然と海外留学をしたいと考えていて、大学入学時に交換留学をすることを決心しました。1年生の頃から学内の留学説明会などに参加し、2年生の秋学期にテキサスの大学に留学をする準備をしていました。しかし、直前まで受け入れ先大学と連絡がつながらない問題があったことや、コロナの感染状況がまだ不安だったことなど様々なことを検討し、3年生で留学をすることにしました。そして2年生の時に再出願し、3年生の秋学期からネブラスカ州での留学が決定しました。留学の目的が海外での生活を体験すること、英語力の向上だったため、英語集中コースを選択しました。

留学を準備する中で最も重要だと感じたのは、「自分から能動的に情報を集める姿勢」です。大学は最低限のサポートをしてくれますが、自分の留学なので受け身ではいけないと思い、帰国レポートにある先輩の連絡先に片っ端から連絡をしました。インターネットで情報を調べることも重要ですが、先輩に連絡することで現地の友人を紹介して貰えたり、4ヶ月という短い期間での生活をどのように有意義に過ごすかを考えることができました。特に3年生の秋学期での留学なので、就活のことも考えなければならず、先輩方に心配なことを全て相談していたことはとても良かったと思います。

積極的に行動した留学生活

渡航後は、まず留学生オリエンテーションがあり、世界中から留学に来ている学生と出会うことができました。IELI (Intensive English Language Institute)を受講している学生は少なかったので、このオリエンテーションでIELI受講生以外の留学生と知り合えたことは非常に良かったです。様々な目標を持って留学に来ている同世代と話すことはとても刺激的でした。

IELIのプログラムは月曜から金曜まで毎日朝から昼まで授業があります。このプログラムは、英語以外の言語を母語とする学生が、今後学部で勉強を進めるためにアカデミックな英語力を身につけるためのものなので、プレゼンの仕方や、授業中のノートの取り方なども学びます。4ヶ月という短い期間でしたが、成長を実感できました。さらに授業時間内にクラス全員で、隣の市にあるネブラスカ大学のキャンパスや、パンプキンパッチ、ミュージアムなど学外に行く機会もありました。ここでネブラスカの歴史を学んだり、アメリカの文化を学ぶことができました。Creighton大学は、探せば毎日のようにイベントがあったので、さまざまなイベントに手当たり次第参加して、少しでも多くのことにチャレンジしようと思い行動していました。大学のクラブ活動に参加したり、現地の国際交流団体のイベントにも参加してたくさんの人と触れる機会を作っていました。

馴染みのない文化や宗教に対して、抵抗なく理解し、受け入れられたことは、FGSで1年生の時から地域研究を受講していたからだと思います。他の文化を学ぶことや、日本との比較をすることは非常に面白かったです。また、友達が受講している授業の、安倍政権に関する特別講演を受講させてもらったこともありました。日本について外からの視点で意見を聞くことは、新しく、貴重な経験になりました。

留学を通して得たこと

留学を通して、アメリカをはじめとする他国への理解が深まるとともに、日本についても新たな視点を持って見ることができました。特に印象に残っているのは、自分と同じメジャーの学生と出会ったことです。勉強熱心なアメリカの大学生と、自分の今までの3年間を比較して、恥ずかしく感じることもありましたが、Creightonでどのような勉強をしているか聞き、共通点や相違点を見つけることは興味深かったですし、自分の卒論の研究内容を決定するきっかけにもなりました。

今回の留学を通して、卒業までの残りの大学生活で、FGSで何を学びたいか明確にすることができました。また、留学前は将来何をしたいかわからない状態でしたが、留学中に様々な年代の様々な人と出会い、将来について考え、自分の進路の方向性を決めることもできました。

FGSで留学を目指す皆さんに伝えたいこと

FGSのカリキュラムの良いところは、国際関係論と地域研究を掛け合わせて学ぶことができる点です。国際関係論で、グローバルな問題に関心や知識を身につけることができましたし、地域研究を学んでいたことで、抵抗なく異文化を受け入れ、違いを楽しむことができまたと思います。また、留学での経験は、全てどこかでFGSの学びにつながっていると感じることが多かったです。上智大学は協定校も多く、留学がしやすい環境が整っているので、悩んでいる人がいたら、ぜひ機会を活かして挑戦して欲しいです。

参加していたクラブのパーティー


留学生オリエンテーションで動物園に

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