留学・国際交流

念願の交換留学

参加学生氏名:
藤沼 祐香
メジャー:
アジア研究
入学年度:
2018年度
渡航年度:
2022年度春~秋学期
種  類:
交換留学
渡航先国 :
韓国
企業・受入先:
韓国外国語大学

コロナでの2度の留学中止

私は中学生の頃から留学を志していました。上智大学に入学した一つの理由も、交換留学の制度が充実しているためでした。韓国に留学を決めた理由は自分の専攻であるアジア地域研究の理解を深めたいということに加え、北朝鮮について学びたいという思いもあったからです。

留学の準備はまず一年生の頃から始めました。交換留学の枠を取るために良い成績を保つことを心がけ、単位数も留学に行っても足りるように多めに取得していました。また、韓国語の勉強やFGS開講の授業で韓国の文化について学ぶなど、韓国についての知識も積極的に学ぶようにしていました。

順調に留学の準備を終え、本来は2020年の春学期から1年間留学する予定が、新型コロナウイルスの影響を受け1週間で中止となってしまいました。一度渡航し、生活用品などを整えた矢先の帰国であったため、その当時はとても辛かったです。更に2021年の春学期から予定していた留学も中止となり、すごく悩みましたが、休学をして2022年の春学期からもう一度留学に挑戦することを決めました。今ではこの決断をして良かったと思っています。

学びの多い学校生活

留学先大学では様々な体験をしました。まず語学の授業は月曜日から金曜日の朝9時から13時までしっかりあったため、特に文法の面では力をつけることができました。韓国語の授業であるため、韓国人以外の様々な国籍を持つ友達を作ることもできました。

また午後にあった学部の授業では、日韓関係や韓国の文化、日本の文化について学びました。特に印象に残っているのは日韓関係の授業です。受講している学生は現地の大学の日本学部の生徒が大半を占めていましたが、どの学生も日本語がとても流暢でした。ディスカッションなども韓国語と日本語を交えながら行いましたが、生の韓国の人々の日本や政治に対する意見を聞くことができ、とても貴重な体験でした。FGSで学んだ日韓関係とはまた違った視点も多く、日本では学ぶことのできない韓国からみた日韓について学ぶことができました。教授もフレンドリーで気さくに接していただける方で、受講生と食事会をするなど様々な形で交流もできました。その他の学部の授業でも毎回課題でグループワークを行うなど、日本ではあまり見られないような形態の授業も多く、新鮮でした。

そして留学生活の中で一番行って良かったのはサークル活動です。私は日本でもアカペラサークルに所属していたため、韓国の留学の際もアカペラサークルに参加すると決めていました。実際に留学をし、アカペラサークルに所属して活動していました。留学生を含む外国人は私一人だけでしたが、その環境であったからこそ、学べたことや体験できたことはたくさんありました。韓国語のスピーキング力の向上はもちろん、韓国人の友達がたくさん増えた事によって学校外の生活も充実しました。

日韓関係の改善への夢

留学をしてみて、やはり日韓関係の改善に寄与したいという想いが以前よりも強くなりました。授業を通して感じたことは、やはり自分の目で見て感じ、聞いてみないと事実はわからないということです。現地の学生と交流をしてみると、お互いの国や政治問題について誤解している部分が多いという事がわかりました。このような誤解をなくすためにも実際に自分で体験、体感することは必要不可欠だと感じます。あと1年間、FGSでの学びを通して留学で学んだことを更に実りのあるものにしたいと考えています。

FGSで留学を目指す皆さんに伝えたいこと

私は2度の留学中止を経験し、留学のために休学もしましたが、それでも留学をして良かったと思っています。海外で得た経験は自分の自信にも繋がりましたし、広い視野を持つこともできました。もし2020年に留学中止となった際、諦めてそのまま卒業をしていたら、ずっと後悔していただろうとも思います。少しでも留学してみたいという想いがある方は後悔しないためにも、ぜひ留学に挑戦してみて欲しいです。また現在留学の準備をしている方には、積極的に自ら行動するということを忘れずに留学をして欲しいと思います。韓国は特に日本人留学生も多いため、積極的に交流イベントや現地の学生に関わることが重要です。様々な経験を積み、貴重な留学の時間を無駄にしないためにも自発的に行動してみてください。応援しています。

語学の授業の修了式

アカペラサークルHAULでの活動

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