「視点を変える留学」
私は現在(2017 年度秋学期)、フィリピンの Ateneo de Manila University に留学しています。どうしても日本以外の国である程度の期間生活してみたかったというのが留学をしようと思った大きなきっかけで、留学の為に多くの協定校でどのような学部、講義が存在するのか、情報をインターネットや大学に届いているパンフレットから集め、それに基づき志望校を絞っていき、面接等の結果最終的にこの大学に留学することになりました。
この留学では、あえて自分のメジャーとは違う地域の大学に行って、違った視点から自分のメジャーに関わることだけではなく、全く関係のないことを学ぶということに挑戦しました。履修した授業は自分のメジャーに関わるイスラーム教とキリスト教の宗教対話の授業やラジオ制作の授業、現地言語のタガログ語、フィリピンからの視点でみた日本に関する授業などです。多くの授業は英語で行われますが、英語で行われていても、たまにタガログ語を混ぜて話す先生も多く、英語もタガログ語の両方の言語の両方に触れながら生活することが出来るというのがフィリピンの良い特徴ではないかと考えます。
FGSでもアジア研究の授業をいくつか取っていましたが、それに加えて現地で実際に体験したことによって得られた食や文化など知識は講義とは違った印象を受けると共に講義と関連性が生まれてくるのを感じました。今年度はフィリピンにおいて祝日が多かったため、フィリピンの様々な場所に出かけ、タガログ語ではない言語の話者たちとの出会いや、フィリピンの貧困の格差などの社会問題、世界遺産の見学など、プライベートでも学ぶという意味でも大きな収穫を得られました。
FGS は留学やボランティアなどの理由で海外渡航をする学生が結構いるという印象を受けます。FGSでは日本の他の大学ではなかなか学ぶことのできない地域や学問について学ぶことができる場所でもあるので、おそらく充実してかつ様々なことを学べる学生生活を送れるのではないかと思います。