留学・国際交流

「行動に移すことの大切さ」

参加学生氏名:
S.M.
メジャー:
アジア研究
入学年度:
2017年度
渡航年度:
2019年度秋学期~2020年度春学期
種  類:
交換留学
渡航先国 :
タイ
企業・受入先:
Thammasat University, Thai Studies

高校生の頃から東南アジアの社会や文化に関心があり、いつか東南アジアの国に長期間滞在してみたいと考えていました。その後、大学 2 年次の夏休みを利用してフィリピンに短期留学しました。その際にフィリピンでの生活が自分に合っていると感じ、他の東南アジアの国にも滞在してみたい、出来ることならもっと長い期間滞在したいという思いを持ちました。そのため、2学期間の交換留学でタイに行くことを決めました。交換留学先としてタイを選んだ理由は、タイの街並みや食文化など好きなところが多かったことに加えて、ジェンダーに関心があったため LGBT フレンドリーな国に興味があったからです。

出発前にはグローバル教育センター主催のガイダンスに出席したり、先輩方の帰国レポートや留学先大学の資料を読むことで、授業や現地での生活への準備を行いました。ビザの手続きや留学手続き、現地での部屋探しなど自分から主体的に動くことが出発前から求められていると感じました。

留学先の大学では、タイ社会や文化について幅広く学びました。具体的には、タイ語初級、仏教、ジェンダーなどの講義を受講しました。また座学だけではなく、フィールドワークやダンス、料理などの実践的な講義もあったので、楽しみながら学ぶことができました。東南アジアに関する授業は FGS でも受けていましたが、現地でも受けることによって視点が変わったり、より深く学ぶことができたと感じています。

日々の講義の中では、特にディスカッションに難しさを感じました。英語圏からの留学生はもちろんですが、タイ人の学生も皆英語を流暢に話します。そのため、自身の英語力の低さが原因でディスカッションについていくことが大変だったこともありました。加えて、自国のことを知らないと会話に参加することが難しいので、語学力に加えて日本についての幅広い知識が必要だと痛感しました。

大学主催のイベントも定期的に開催されており、それに参加することで留学生の友達を作ることができました。様々な国から来た学生と交流することができたので、多様な価値観に触れることができました。大学以外では、タイに留学している日本人学生の団体があり、そこで開催されているキャリアセミナーやスラムツアーなどに参加しました。また、休日を利用してタイ国内や周辺国を旅行したりするなど、様々なことに取り組むことができたと思います。

新型コロナウイルスの影響で当初の予定より 2 カ月早く帰国することになりました。お世話になった友人たちに直接感謝を伝えられないまま帰国することになったので心残りもありますが、このタイミングで留学することができてよかったという気持ちでいっぱいです。この経験から、後悔しないために思い立ったらすぐ行動することの大切さを学びました。この考えはこれからも大切にしていきたいです。

FGS では自分の興味や関心に合わせて柔軟に学ぶことができますし、かけがえのない友人たちと出会うことができます。FGS を目指す皆さんも自分の興味や関心を大切にし、入学後は様々なことに積極的に挑戦してみることをおすすめします。

旧市街の風景


留学生イベントにて

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