VOL.1
1990年卒
東進ビジネススクール・東進ハイスクール講師
安河内哲也さん
安河内哲也

英語学科の授業は本物の英語を吸収するすばらしい学びの場

現在はどこで、どのようなお仕事をなさっていますか。

東進ビジネススクール・東進ハイスクールで、企業人・大学生・中高生など、様々な人たちに英語を教える仕事をしています。また、英検やTOEICなどのテスト機関の皆さんとスピーキングテストを普及させる活動を積極的に行っています。また、様々なビジネス書・参考書の著述・企画をやっております。現在は、多読用の英文小説の執筆に力を入れています。すべての仕事を通じて、皆さんが、楽しく、実用的な英語を学ぶことをお手伝いできればと思っております。 

英語学科で学んでよかったと思うことは何ですか。

すばらしい先生方や、友人に出会えたことです。また、周りが皆英語を勉強する環境だったので、常に勉強するプレッシャーがかかって良かったです。純ジャパ特有の帰国子女コンプレックスを克服できたのも、英語学科の環境があったからだと思っております。当時は、今のように簡単に英語教材が手に入る時代ではなかったので、英語学科の授業は本物の英語を吸収するすばらしい学びの場でした。

在学中に一番印象に残っている体験は何ですか。

様々な事情で長期留学ができなかったので、2年生の夏と3年生の夏に2ヶ月ずつ、バックパッカーとしてアメリカに旅行しました。たいへんな貧乏旅行だったのですが、アメリカという国を理解するには、数百冊の本に勝る、鮮烈な体験でした。学生の皆さんもぜひ、どんどん外国に出かけることをすすめます。また、3年生になる時の春に訪れた韓国での体験もすばらしいものでした。これらの体験は現在のキャリアに大いに役立っています。

なぜ、現在の職場を選んだのですか?

学生時代から、生活費を稼ぐために、学習塾で英語を教えていました。結局そのまま、教えることが楽しくて、アルバイトを続けて、今に至ります。

「英語」の必要性がますます高まっていますが、それについてどのように感じていますか?

20年間予備校で仕事をしてきて強く感じることは、大学受験を根本的に変えなければ、日本の英語教育は良くならないということです。このままでは、ますます進化するアジア諸国の英語教育に遅れをとり、日本の英語教育は完全にガラパゴス化します。少なくとも、英語の試験での日本語の使用をやめ、リスニングとリーディングの割合を1対1にするくらいの改革が急務だと思います。さらに、スピーキングテストやライティングテストもTOEFLやTOEICに習って導入すべきだと思います。 

今後の夢をお聞かせください。

とりあえずは、今やっているTOEIC SW TESTSの日本での普及を成功させることです。韓国ではすでに25万人がこのテストを受験しています。日本ではわずか1万人です。これは企業の経営者の皆さんや官公庁・学校の皆さんが、テストの仕組みと波及効果をよく理解していないことに起因していると思います。皆さんを説得するために、様々な活動をしていきたいと思っています。もちろん現場での、音声を重視した実用的英語教育の普及にも尽力したいと思っています。最終的には、子供から大人まで実用的な英語が学べる仕組み作りに貢献できればと思っています。

メッセージ

上智大英語学科と英検から始まる、TEAPの試みは、日本の未来に大きく貢献するものだと思います。関係者でこれを応援し、全国に浸透させ、現在の大学入試に代えていくことが未来の英語教育を良くすると思います。ぜひ、皆で協力、応援しましょう。

安河内哲也