『学生のための 「Rio to Tokyo」』
本学学生も登壇し調査結果と提言を発表しました!

11月13日、本学にて、東京2020公認教育プログラムのアクションの1つとして大学連携学生のための「Rio to Tokyo」が開催され、リオパラリンピック調査団の学生3人が現地での体験を報告しました。
会場には200名ほどの大学生らが集まり、東京2020大会に向けて、それぞれが「今からできること」を考えました。

第一部では、リオ2016大会を振り返る「Playback Rio!」をテーマに、登壇者それぞれ現地で感じてきたことや学んだことなどの報告がありました。
本学のリオ調査団学生の3人は、パラリンピックを契機に行われた、現地の大学の取り組み「Para Incluir」、日本語で、「包摂のために」というプロジェクトについて紹介しました。
このプロジェクトは、パラスポーツの普及を促進するだけでなく、異なる社会階層の子供たちが交流することにより、ブラジルの社会問題である経済格差による差別や偏見をなくす一歩になる活動と言えます。
わたしたちも、パラスポーツなどを実体感することにより、自らと違う立場を理解し、お互いが歩み寄ることの大切さを学ぶ機会を積極的に提供すべきと訴えました。
また、当初はチケットの売れ行きが心配されていたパラリンピックでしたが、どの会場も熱気につつまれ、国籍や障害の有無など関係なく、みんなで一緒に楽しもうとするカリオカ(リオの人々)、また家族連れが多く小さい子供が一生懸命応援している姿もとても印象的だったと報告しました。
第二部では、東京2020大会に向けて「Go Tokyo!」をテーマに、シンポジウムを実施し、東京都内および近郊の連携大学から3名のオリンピアンの皆さんがパネリストとして登壇し、会場の学生らと意見を交わしました。
和田教授(フェリス女学院大学)と來田教授(中京大学)は、参加した学生たちにむけて、「ぜひ自分たちの学部、学科、コースの専門性を活かして、なにかオリンピック・パラリンピクに関われないかということを考えてほしい」とメッセージを送りました。そして、一見関係のない分野同士のコラボレーションから、いままでにないアイディアを生むことも大学の強みの1つなのではとお話されました。

また、選手たちは、「今回のイベントに参加し、オリンピック・パラリンピックは決してアスリートだけのものではないんだということを痛感した。『エンゲージメント』という言葉をキーワードに、立場の違いを超えて手を取り合って、ムーブメントを広めていきたい」と話されました。
- ※学生のための「Rio to Tokyo」開催レポート (東京2020組織委員会サイトへ)
発表者の持ち寄ったリオのグッズ紹介 手前が多言語対応のパンフレット 当日2号館のエントランスには本学リオ調査団の調査報告パネルが展示されました