第一回環太平洋班研究会「環太平洋をつなぐエイジェンシー ―人、物、知の循環―」が12月20日21日上智大学で開催されます

2014.12.04

第一回環太平洋班研究会「環太平洋をつなぐエイジェンシー ―人、物、知の循環―」

 本ワークショップは、19 世紀末から 20 世紀における環太平洋地域の移動に注目し、その多様性と複雑性を実証的に考察する。また、戦前、同地域をめぐる移動は日本帝国のみならず、欧米の植民地帝国や中華帝国によっても規定されていたという認識にたち、複数の帝国をつなぐ移動とそのエイジェンシーとなった人、物、知の役割と意義について検討する。

【日時】2014 年 12 月 20 日(土)・21 日(日)

【会場】上智大学四谷キャンパス図書館 8 階 821

2014年12月20日(土)13:00―17:30

第一部 環太平洋における日本帝国という経験

ベトナム・ロビーの人道主義:合衆国の対アジア政策と慈善活動の境界
佐原 彩子(大月市立大月短期大学)
日系アメリカ人二世の日本進駐経験―ハワイにおける元語学兵への聞き取り調査から
佐藤 けあき(上智大学大学院)
帝国の狭間を生きる―在満台湾人と在満沖縄出身者を手がかりに
蘭 信三(上智大学)
コメント:貴堂嘉之(一橋大学)
2014年12月21日(日)9:30―17:30

第二部 環太平洋地域をつなぐ主体:人、物、知の循環

【午前の部】(9:30-12:30)
「帝国間ネットワーク」の考察―戦前期のハワイ・台湾におけるコーヒー栽培を事例として
飯島 真里子(上智大学)
開拓農業を通じた北米と満洲のつながり―カリフォルニア日本人移民の逆移動と彼らの専門知識の移入過程について
東 栄一郎(ペンシルバニア大学)
コメント:水谷 智(同志社大学)

【午後の部】(13:30-17:30)
「移民」と「植民」の狭間における明治期の日本人労働者― 「帝国国家」の再定義
Martin Dusinberre (ハイデルベルグ大学)
帝国大学・高等学校における中国人留学生― 第一高等学校特設高等科の実態を中心に
厳 平(中国人民大学)
コメント:松田ヒロ子(神戸学院大学)

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