満洲班/「近代満洲における技術導入と社会変容」科研研究会が12月17日に開催されます。

2017.11.23

蘭科研満洲班
科研「近代満洲における技術導入と社会変容:在地社会と植民社会の相互作用に着目して」
第3回研究会 ワークショップ
「人を管理する技術:労働管理者の事情・労働者の事情」

日時:12月17日(日) 13時―17時
会場:上智大学2号館 2-407

【趣旨】
 本ワークショップは「近代満洲」における人の移動とその管理を対象に、歴史社会学・中国近現代社会史・制度史といった複数の角度から考察しようとするものです。
 日本の植民地支配(高野)と中国地方政権の地域社会支配(上田)という二方向から、移動する人間をいかに管理しようとするのかを提示します。さらに、また管理対象の側からそれを照射すべく、農業労働者の移動の論理やその社会的役割(菅野)を提示します。
 近代満洲の労働者の移動という現象をめぐって、複数の方法論を持ち寄ることで、新たな切り口をみなさんとともにさぐりたいと考えております。

【プログラム】
趣旨説明(5分)
高野麻子(明治薬科大学薬学部)(40分)
「近代的統治における移動の管理――『満洲国』の都市部の労働者移動を事例に」
上田貴子(近畿大学文芸学部)(40分)
「清郷という地域社会をみるまなざし:『奉天警甲彙報』による記事を中心に」

<休憩10分>

菅野智博(一橋大学大学院社会学研究科)(40分)
「近代満洲における労働市場」

討論(105分)

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