満洲班シンポジウムが12月3日 第26回近現代東北アジア地域史研究会大会にて開催されます

2016.11.01

満洲班 2016年度 第1回シンポジウム

第26回 近現代東北アジア地域史研究会大会のシンポジウムにて満洲班の企画を行います。
http://www.geocities.jp/tohoku_asia/2008taikai.html
(非会員の方は資料代1000円が必要になります。)

2016年12月3日 13:40-17:40 
日本大学文理学部 3号館3階 3303号室
シンポジウムタイトル  農業技術の近代化と植民地支配―在地社会と帝国の鬩ぎあい―


趣旨
本シンポジウムでは、日本帝国の支配および影響圏における農業分野を対象とした「近代化」の試みとされるものを分析する。そこで行われたことは、新技術の導入のみならず、現地の在来技術の再発見・再評価や、現地の環境を理解しようという試みであった。このような理解から、近代化以前からあった生業に焦点をあて、在地社会の文脈から近代化を再考しようとするものである。領域として樺太・台湾・朝鮮・内モンゴルを視野に入れ、それぞれの在地社会から日本の植民活動を逆照射したい。
さらにはフロアとの積極的な意見交換によって、ロシアなど他の植民地帝国との比較によって、植民地帝国の特性にまで議論を深めることができれば幸いである。

報告者
キンウィ  大阪市立大学大学院文学研究科
                    「満洲における綿羊改良事業について」
湯川真樹江 学習院大学 
「朝鮮人農民による栽培品種の変更:満洲国交易場価格と農事指導に着目して」
中山大将  京都大学地域研究総合情報センター
 「樺太および台湾の農業試験研究機関の活動から見る日本帝国外地の近代化」

司会・趣旨説明 
上田貴子 近畿大学

コメンテーター
三島美佐子 九州大学総合研究博物館 
江夏由樹  帝京大学経済学部

 

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