学校法人上智学院カトリック・イエズス会センター

お知らせ

聖イグナチオ記念日のミサが行われました。

2021.07.30


カトリック・イエズス会センター
センター長 李 聖一

聖イグナチオ記念日のミサでのメッセージについて

本日、聖イグナチオ記念日のミサを捧げました。ミサの中で話された 佐久間 勤 神父のメッセージを配信いたします。
次のURLから配信しますので、是非ご視聴ください。

     第6回 聖イグナチオChannel
聖イグナチオ記念日ミサでのメッセージ 佐久間 勤 神父
     https://www.youtube.com/watch?v=w9dawJ5P93o  

               

【福音朗読の後の短い説教】
 今読まれた第一朗読と福音朗読は、聖イグナチオ・デ・ロヨラの生涯にふさわしい箇所が選ばれていますが、皆さんは、聖イグナチオについてどのようなイメージをもっておられるでしょうか。教会で祝う数多い聖人の中でもさほどポピュラーな聖人ではないと言うべきでしょう。修道会は創立者の名を冠して、フランシスコ会やドミニコ会などと呼ばれるのが普通ですが、聖イグナチオは「イエズス会」、イエスのコンパニア、イエスの仲間という名称に固執しました。それはイエス・キリストに従い、イエスと共に生き、イエスと共に働くという、何よりも優れた価値に魅せられていたからです。イエスと共に生きることの魅力に促されて、聖イグナチオの新しい生き方が始まります。イエスが父である神から遣わされて、人々の癒しと和解のためにその命を与え尽くしたように、聖イグナチオも「キリストの代理者」である教皇が派遣するところに無条件に出かけ、また、フランシスコ・ザビエルを始めイエズス会の仲間たちを派遣しました。
 このイグナチオの生き方や精神が現代の上智にも活き活きと受け継がれるようにと、今から2年前の2019年7月31日にここ上智を訪問されたイエズス会総長アルトゥーロ・ソーサ神父は私たちへのメッセージの中で、こう言われました。(イグナチオの『霊操』に従ってこの世界を見つめるなら、私たちは多くの人々の叫びに気づきます。)「よりよい生活状況を探し求める移民、暴力の犠牲者、正義を求め貧困に苦しむ人々、肌の色や表明する信仰によって差別される人々、公民としての生活に民主的に参加する権利が否定された人々の叫びです。(中略)聖イグナチオの観想においては、(父である神は)愛のまなざしでこの世界に目をそそぎ、この世界に私たちすべてと同じ人間となられたイエスを派遣し、救いと自由への道を示すのです」。
 今日の福音朗読の中でイエスは弟子たちにこう呼びかけています。たとえ自分のいのちであろうとも、これを憎まないなら、私の弟子にはふさわしくない。自分の十字架を背負ってついて来る者(つまりイエスと共に人々のための苦難を身に受けるのでなければ)私の弟子ではありえない。自分の持ち物を一切捨てないならば、あなたがたのだれ一人として私の弟子ではありえない」、と。イエスの弟子とは、つまり、ただイエスのみを思い、イエスのみを最高の喜びとして生きる人のことです。聖イグナチオの生涯はまさに、そのようなイエスの弟子としての生涯でした。主イエスに従うこと以外には何も求めない。主イエスが愛し助けようとしている人々の所に自分も遣わされたい。。。このような、聖イグナチオとその仲間たち、「イエスの仲間たち」を動かしたこの願いが、現代の上智全体、その全ての学校、卒業生の心にも響きますように、願いましょう。

  • educate magic

    The global community of Jesuit and Ignatian Educators