近藤 哲生こんどう てつお
- 所属:
- 上智大学グローバル教育センター 特任教授
- 経歴:前 国連開発計画(UNDP)駐日代表
センター所長からのメッセージ
上智大学国際協力人材育成センター(SHRIC)は、国際社会の課題に直面しながら生きる人間の尊厳と人権を守ることを使命とする国際協力人材を目指す学生の皆さまを高等教育の一環として応援しています。そのために国連職員や研究者など豊かな国際経験をもつ教職員が、様々な国際機関と協力して学生のキャリア形成をサポートします。いつでも気軽にご相談ください。
上智大学国際協力人材育成センターは、本学が教育精神とする「他者のために、他者とともに(For Others, With Others)」の志を抱いて国際協力の分野で活躍しうる次世代の人材育成を目的として、2015年7月に設立されました。
本学は、100年以上の長い歴史の中で、国際機関や国際協力の分野で活躍する数多くの優れた人材を輩出してきました。このセンターは、そのような伝統を受け継ぎ、先達に続く人材を今後も持続的に送り出してゆくために、一人ひとりの学生の皆さんを支援したいと考えています。
本学は、これまでに教育・研究と社会貢献・国際貢献活動によって豊富な経験と知見を積み重ねてきました。こうした実績に基づき、国際機関や国際協力関連の活動、国際理解教育などで豊富な経験のある教員の力を結集し、本学の学生のみならず国際協力を目指して大学に進学したいと考えている高校生の皆さんのキャリア形成を支援し、人材育成に注力してまいります。
センターにはアドバイザリー・ネットワークと呼ばれ、学生などの利用者、センターの運営などにアドバイスいただくために外部の有識者に協力をお願いしています。国連をはじめとする国際機関やNGO、企業など様々な機関・団体から参加いただいています。
本学は、先駆的なグローバル教養教育、優れた外国語教育とともに、確かな見識を身につける専門教育によって、グローバル人材の育成に取組んでいます。このセンターはこれらの教育と深くリンクしながら多層的、多面的な国際協力の構造や機能を紹介し、将来のキャリア形成に向けた実践的な支援をしてまいります。国際協力や国際協力への道を目指す皆さんの声を聞きながら、期待に応えることができるように積極的なサポートを行ってまいります。
上智大学「サービスラーニングプログラム」インドにて
上智大学「アフリカに学ぶ」カメルーンにて
国際協力を志す学生への道すじを明らかにし必要な経験・資質などについて極め細やかなサポートを行っていきます。センターの具体的な活動としては3つの柱を中心に展開していきます。
■ 国際協力分野を志す在学生のケア・フォロー
国際協力に関わる科目履修、学科で学ぶ専門性と国際協力の関連付け、国連の代表的機関やJICA、民間企業などで行う実践プログラムへの参加のノウハウ、卒業後のキャリアアップなどに対するアドバイスを行います。
■ 卒業生や国際機関等の学外有識者のネットワーク化
国際機関や民間企業での実務経験を持つ卒業生をつなぎ、学生との交流を深めていきます。また、本学が教育連携を行っている国連の代表的機関(WFP, UNDP, UNHCR, FAOなど)、開発金融機関(世界銀行、ADB, AfDBなど)や、JICAなど各種法人、民間企業の協力を得て、国際協力分野でご活躍の有識者によるアドバイザリー・ネットワークのメンバーが、当該分野での活躍を目指す若者を支援します。
■ 国際協力分野を目指す方への啓発活動
国際協力分野を目指す志の高い高校生を含む次世代を担う若者への情報提供を行います。具体的には講演会、ワークショップ、有識者との交流会や、本学で実施するイベントへの招待などがあります。又、人材育成に関心、意欲を持つ高校と連携したイベントなどの構築にも力を入れていきます
上智大学「エクスポージャーツアー」カンボジアにて
国際協力人材センターの設立から大学との連携、活動内容、過去のイベントなどをご紹介しています。
国際協力人材育成センター パンフレットWEB版(2025年3月改定)上智大学国際協力人材育成センター(SHRIC)は、国際社会の課題に直面しながら生きる人間の尊厳と人権を守ることを使命とする国際協力人材を目指す学生の皆さまを高等教育の一環として応援しています。そのために国連職員や研究者など豊かな国際経験をもつ教職員が、様々な国際機関と協力して学生のキャリア形成をサポートします。いつでも気軽にご相談ください。