【趣旨】
本コースは、国際機関(開発銀行、国連機関、政府系機関、国際NGO)や国際協力分野等でのキャリア形成を目指す社会人や学生を対象に、週2回の開催を基本とするオンライン集中コースです。
国際機関は、2030年までの「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にかかる取り組みを強化していますが、中でも国際教育開発・訓練と協力分野は、17のSDGsの中でも、SDG4として高い優先順位が置かれてきました。しかし、2023年9月の国連総会で報告されたように、新型コロナ感染症の蔓延による影響等を受けて、以前として目標達成に向けて困難な状況が続いています。さらに、2030年以降もいわゆる「ウェルビーング」を標榜するに未来社会の実現へ向けて継続的な取り組みが必要とされる分野です。
アジア地域の発展途上国は、就学前教育から、初中等教育、技術職業教育訓練、高等教育、ノンフォーマル教育、生涯教育など、多岐にわたる教育段階や分野において、包摂的で公正なアクセス、教育の質向上、カリキュラムと労働市場との関連性の改善、マネジメント強化などの様々な課題を抱えており、高度な専門性を持つ実務者の養成が望まれています。なお、本コースにおける国際教育開発・訓練と協力にかかわる国際機関としては、世銀やアジア開発銀行といった国際開発金融機関、UNICEF、UNESCO、ILOといった国連機関、二国間機関として国際的に業務を展開しているJICA、及び教育・訓練支援を行う国際NGOを対象とし、地域は東南アジア地域、特にメコン地域に重点を置きます。また、本コースの特色として、プロジェクト事例を取り上げ、それらの企画・実施や評価の実務的側面に焦点をあてます。
【到達目標】
1. 各国際機関の職員(元職員・現職)からブリーフィングを受け、東南アジア地域、特にメコン地域が直面する様々な国際教育開発・訓練や協力の課題と解決策について学ぶことできる。
2. 各国際機関で働く専門家より、国際機関で働くことの意義や世界観に触れ、見識を深めることができる。
3. 各国際機関の業務遂行に必要な実務的知識やスキルを学び、将来の国際機関や国際協力キャリア形成に役立てることが出来る
【コーディネーター】
廣里 恭史 教授
上智大学グローバル教育センター / Sophia GED* 代表取締役社長 / 元アジア開発銀行主席教育専門官
*Sophia GED : 学校法人上智学院の教育研修事業会社(バンコク)
【受講料】
・一般の方 45,000円
・上智大学学部生・大学院生、上智大学短期大学部生、助産学専攻科生 23,000円
※研究生、科目等履修生、聴講生は除く
・学校法人上智学院が設置する学校の卒業生41,000円
・上智大学及び上智大学短期大学部後援会会員と当該学生の2親等内の親族 36,000円
・その他:当センター主催の公開講座(2020年度以降)の受講歴がある方 41,000円
【対象】
大学生、大学院生、一般
【定員】
40名 (書類審査はありません。)
【申込み期限】
2023年11月19日(日)
【授業期間】
2023年11月27日~2024年1月22日(毎週月曜日・木曜日 全10回)
※12月14日から1月4日の期間は休講(12/14、12/18、12/21、12/25、12/28、1/1、1/4)
【授業時間】
月曜・木曜 19:30~21:00(90分)日本時間
本講座(廣里教授)が東洋経済オンラインで紹介されました。(2020年9月)
「国際公務員に『確固たる動機』が必要な理由」